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詰め合わせ

《無題1》


黒い髪と

黒い瞳

それさえあれば

君は要らない






《無題2》


壊れて、しまって

動けなく、なっても

誰も、助けてくれない

だから

僕は、()こう


逢いたいと、叫んで

天に、祈り捧げても

願いは、叶えてもらえない

だから

貴方と、()こう






《十七夜》


昨日も 一昨日も雨だった

月は 見えなかった

少し欠けた 居待ち月

燦然(さんぜん)と輝いて

でも誰も気に留めない

それが とても 好都合で

私は夜空をひとり占めする

君と見られない月なら

誰とも一緒に見たくない



立ち(すく)み、座り込み

ひとり眺める居待ち月

歩みて近寄る(すべ)も無く

去りし方をぞ  恨みて見ゆる


足は動かず 君追えず

ひとり座りて居待ち月

(すが)る言葉も 宙に浮き

(こぼ)る雫に 光落つ


(こぼ)る心に 涙散る


高校で文芸サークルやってた時の残りもの①

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― 新着の感想 ―
[良い点] 《無題1》 どこかうっすらと闇を感じるようなところが良かったです。 また、四行だけという短さの中に色々な想像の余地があるところも、非常に面白い作りだと感じました。 《無題2》 印象に残っ…
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