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ナイフを使ってできること

作者: 林 たろう
掲載日:2017/12/14

いきなりこの題名を見た人で、強盗とか人殺しとか考えた人は、ちょっと外に出て空気を吸ったほうがいいかも。ちょっとカチンときたなら尚更空気を吸いに行ってくださいね。

これから何を述べるかと言うと、ある小さなナイフを大事にしている人のお話。

退屈だな、と感じたら速攻他の小説を読んで下さいね。


モキナイフ vip ss。サイトで検索すればすぐ見つかるんだけどこのお話の主役だからちょっと説明。

刃渡りたったの52ミリ。羽のように軽くて真鍮のロゴ入りの小さなナイフ。当時の価格で約一万円。結構するでしょ?今では生産中止になったみたいでネットで出回ってるのは大抵中古品かな、、

刃渡り52ミリでも凄く役にたつ小さな相棒。焚き火するにはパワー不足だけどそういうときはナタと鋸を別にもってけばいいさ。

家やキャンプ先でカレー作るくらいならそつなくこなしてくれるし、何より携帯が苦にならないところ最高。首から下げる紐にキーホルダーをつけてそれにひっかけてどこにいくにも一緒。親や彼女よりも一緒にいる時間が長いかな。だってこの小さな綺麗なナイフ。物では車や携帯やpcより大切だから。ここまで大切になるのに十年以上かかったよ。じゃ同じものを十個も買えばいいじゃないかって思った人は人や物に対する愛着が薄い人かもね。またカチンときたなら空気を吸ってから他の小説へ、、

初めてこの小さなナイフの存在を知ったのはいつだったかな。何気なく読んでいたアウトドア本に、日本で一、二を争うファクトリーナイフメーカーの品で一生ものって書いてあったよ。

当時の自分はまだ中高生で値段を見た途端に別のページを開いてました。当時の自分はナイフ必要なら大きい方がいいと考えてました。それから何年間かアウトドアで遊んでみて、特にキャンプでは荷物の重さを考えるようになりました。そこで普段使いをかねてかねてより知っていたこの小さなナイフを買ったわけ。

最初手元に届いた時の感想は、ナタを使いなれてた自分にはまるで玩具のナイフのように思えました。買うの間違えたかな、と思った位です。その時の自分は二十歳前後。その小さなナイフを手に入れてからも外での出番はナタや大きなナイフが主流でモキナイフは常に首から下げた紐に吊るされて胸ポケットにおさまってました。ある時友人と都会の近い所でデイキャンプすることになったのですが

東京近郊の公園のような所で焚き火も禁止で火は携帯バーナーのようなものならいいと言うところでした。そこではたとこまったのが普段はいの一番に愛用のナタをリュックにつめこむのですが、今回は必要ないということに気づき、モキナイフvip ssだけでいくことになりました。

公園についてテントをはり食事をするだんになってそれまで心配していた、いつも愛用のナタもシースナイフももっていなかった不安は吹き飛びました。

結論からいって焚き火無しのキャンプならモキナイフvip ssだけで十分だったのです。食事のカレーはお湯を湧かしてレトルトカレーを温め、ご飯はお湯で戻すご飯で十分おいしかったのです。

その経験から自分が普段いっているブッシュクラフト場所でもモキナイフだけで過ごして見ることにしました。結果からいってナタはやっぱり必要ですがモキナイフと鋸だけでもそんな不自由しなかったのです。このことと日本における銃刀法の実際の結果からなるべくVIPssだけを持つようになりました。

家で使う時は料理や鉛筆削りや工作。普段は仕事柄段ボールを多くさくので職場でも使ってます。

そんな愛着もわいて手放せなくなった小さなナイフ。これだけは誰にねだられても譲ることができませんでした。知り合いの人に、大切な物は何?親とか子供とかじゃなくて物では?ってきくのが好きで、答えが帰ってくると自分はモキナイフvip ssって答えがきまってます。この質問の答えには携帯とかパソコンとかの答えが多いです。変わった所では自分で作った指環とかいうひともいました。読者さんなら何かな?

ある日、愛用の小さなナイフを欲しがる女性が現れてねだられたけどこれだけはあげられずにケンカになりました。だって同じの買ったのじゃダメで使いこんこんだそれがいいって言うんだもん。今思うと自分に新しいの買って欲しがってる方あげればよかったんだけどそれを考え付いた時には愛想つかされてました。

そんな経験経て一層愛着がわいた小さなナイフ。ことあるごとに研いで綺麗にしてスプレーで磨きました。

ところが、ある日。その小さなナイフを落としちゃったんです。小さ過ぎて落ちた事に気がついたのは外出先から帰ってからでした。いつになく狼狽して出掛け先を探しにいったけど見つからず。ほんとにしょんぼりしたのを今でも覚えてます。

それからは変わりのナイフを持つ気になれず、新しいのを買おうとも思いません。大好きだったキャンプもいかなくなり心配した友人が同じモキナイフのきたきつね、という新しい小さなナイフをくれました。刃渡りは6センチをこえているので、持ち歩けない品ですが、友人の心配りに感謝してなるべく使うようにしました。

それから数年経って今に至ります。愛用だったモキナイフvip ssは買おうと思えば買えますが、今では新しい相棒になったモキナイフ きたきつねに悪いと思ってもう買わないことにしています。

自分のモキナイフにたいする愛着は友人達に話すと笑われますが、好きなももは仕方ないですよね?友人たちはいいます。時計とか車とか宝石ならわかるけど何でよりによって小さなナイフなの?と。


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