20「ブレイクアウト」
前回のあらすじ
遺跡にやってきたマイケル達。そこには既にスタイヤーの手下が。マイケル達は敵を倒しながら先へ進む。
マルコ達4人はライトで通路を照らしながら進む。
「ところで、この編成は大丈夫なのかしら?」
マルコの他に、ベレッタ、ハンセイン、ゾラキが居る。
「そう言えばこっちには関係者が居ないですね」
「マイケルさんも私達も疲れているのでしょう。気が付けば良かったです」
「まあ、出会った奴らを殺して、光物集めればいいんだろう」
通路の奥に光が見える。
「早速おでましか?」
マルコ達はライトを消して通路を進む。
次第に、会話が大きくなっていく。
「何でわざわざパンデミック発生地に来なきゃいけねんだ」
マルコ達は部屋に入る。
「大きな仕事だ、仕方ないだろう。それに、ここにはゾンビは居ない」
部屋の中に敵はあまり居なかった。
話をしている敵の後ろに回り込む。
「そうは言っても、すぐそこにはでかい街も…ぐあっ…」
「どうした!?がはっ…」
マルコとベレッタは2人の敵の首をほぼ同時に締める。
「何だ!?」
「あそこだ!誰か居るぞ!」
敵がマルコ達に気付いた。
弾丸がマルコ達に向かって飛び交う。
マルコ達も応戦し、敵からの弾丸もすぐに来なくなった。
マルコ達はその部屋を眺める。
「ここも墓か」
「ええ、この壺はいわゆる骨壷かしら?」
ベレッタは近くにある壺を手に取る。
眺めて見るが、中には何も入っていない。
そして壺を元の場所に置く。
「どうでもいいけど、こんな所からは早く出たい」
ハンセインは遺跡を撮る。
「そうですね、早く帰って一杯やりたいものです」
「そうだな、一緒にどうだ?まあ、どうもマイケルがボスをどうにかしない限りは無理だろうだがな」
マルコ達はライトを点け、先へ進む。
「ゾラキ、マルコ、君達死にそうだが、大丈夫だろうな」
「まあ、大丈夫だろう」
階段を下っていき、しばらく進むと、また部屋が見えた。
光も見えないので、マルコ達はその部屋に入る。
その部屋からは通路は続いていなかった。
少し前。
マイケル達は通路を進んでいた。
前方から、声が聞こえる。
「敵はここに居る。迎え撃つぞ。なんとしてもスタイヤーの所には行かせるな」
マイケル達はライトを消し、煙を炊き、部屋の中に飛び込む。
四方から撃たれるが、マイケル達は素早く正確に敵を撃っていく。
敵は10人。
多かったが、マイケル達に怪我は無かった。
「よし、これで全員か」
『敵の数が多いな』
「スタイヤーはこの先にいるようだね。だけど、少し部屋の中を見ていくよ」
部屋を見て回る。
しかし、特に珍しいものはなかった。
「ダメだ、こいつらの銃も昔のものだ」
「懐かしいといえばそうですけどね」
「ところで、アン。その銃はどこで手に入れた?」
マイケルはアンの持っているハンドガンを指差して言った。
「こいつか?裏ルートさ」
「詳しくは?」
「政府の人間に言えるわけないでしょ」
「まあ、それもそうだな」
マイケル達は、その先の通路へと進む。
次の部屋に着いた。
「さて、お目当てはここの下の部屋のようだな」
男の声が聞こえる。
「なあ、アンさんよ」
スタイヤーがマイケル達、特にアンを向いて言う。
周りには数人居る。
「こっちが当たりだったのね」
「そう、君は間違っていた」
『なあ、スタイヤーだっけか?おめえは何で宝を狙っている』
マイケルはスタイヤーに翻訳して問いかける。
「俺の先祖はサーイ族だ。だから俺が貰ってもおかしくはない」
『お前はサーイ族なのか?』
「そうだ。俺の名前はスタイヤー・サーイ・ファレンだお前も見たところサーイ族だな」
『ああ』
「お前も興味がないか?先祖が何を残したか」
『無いね、それはここにあるべき物だろう』
エルドは槍を構える。
「そうか。まあいい、アン、お前は興味があるだろう。財宝に」
スタイヤーは右手にスイッチのような物を持つ。
「まさか!?」
「そう、見せてあげよう」
スタイヤーはそのスイッチを押す。
すると、爆発がおき、床が崩れた。
35kiです。
サイコブレイク2トロコンしました。
火曜から修学旅行に行ってまいります。
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タイトルは「ブレイクアウト(ブロック崩し)」より




