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ゾンビCITY2〜彼の自由の求め方〜  作者: 35ki
第1節「遺跡」
19/42

17「マーシャルボート」

前回までのあらすじ

任務でアフリカ中西部へとやって来たマイケル達。任務を進めるが、ボスが予想外の行動を起こす。

 ジェイムズは目を覚ます。

 地面は硬く、揺れていた。

 船の上に居る。

 息を吐きながら、ゆっくりと起き上がる。

 「あ、起きましたか。以外と早いですね」

 ジェイムズの周りに全員が居た。

 ジェイムズは頭を押さえて首を振る。

 「ここは船の上か」

 「ええそうよ、1時間寝ていたわ」

 「海に投げ出されたところまでは覚えている」

 「自分が引き上げた。こいつは港に泊まっていてな。お前さん重いぞ。鍛え過ぎじゃないか?」

 「お前に言われたくはない」

 アンが水を差し出す。

 マイケルは一口その水を飲んだ。

 「すまない。取り敢えず、アマンダに連絡をしよう」

 マイケルは無線を繋ぐ。

 「アマンダ、一段落は着いた」

 「何があったの?」

 「ボスが居た」

 「何か情報は?」

 「駄目だ。だが、ボスは俺に自由になれと」

 「そう。そうね、貴方はこれからどうするの?」

 「俺か?俺は取り敢えずアマンダの指示に従って動くとする」

 「なら、貴方はまだ帰るべきではないわ。ボスの行方を捜索しなさい。必ずそれはしなさい」

 アマンダはそう言うと無線を切った。

 マイケルは無線を繋げようとするが、繋がらない。

 

 立ち上がり、甲板に行く。

 ゴーグルの望遠を作動させて、辺りを見渡す。

 日はまだ高い。

 遠くに陸地があった。

 マイケルはそれを確認すると船内に戻った。

 「俺の服と装備はどこだ?」

 ちなみに、マイケルは今パンツ1丁である。

 ゾラキは近くにあった装備品と服をマイケルに渡す。

 マイケルはそれを受け取ろうとするが、ゾラキは手を離そうとしない。

 「おい」

 「あ、ああ。すみません」

 「どうした?大丈夫か?」

 「大丈夫です。少し、考え事を」

 そうか、と言ってマイケルは装備品の確認をする。

 

 服と弾薬、銃は使用が難しくなった。

 しかし、これらは要請で補給する事が出来る。

 問題は無かった。

 「皆の装備は大丈夫か?」

 「槍に血が付いてきて」

 「船は出せるか?」

 「ああ、準備はできてるよ。あとはあんたのゴーサインだけ」

 「よし、行こう。船を出してくれ。補給は陸地で受け取る」

 マイケルがそう言うと、アンは部屋を出て、操縦室へと向かった。

 マイケル達も後を追う。

 

 中央にはハンドル。

 その周りにはスイッチやレーダー等があった。

 そのレーダーに、反応があった。

 「まさか…」

 アンは双眼鏡を覗く。

 「どうした?」

 マイケルがそう聞くと、アンはマイケルに双眼鏡を渡した。

 しかし、ゴーグルには望遠機能が付いているので、マイケルはそれを拒否した。

 「まさか奴らここまで来るなんて」

 ゴーグルの望遠機能をオンにし、拡大すると、船が数隻確認出来た。

 「奴ら?」

 「スタイヤー・ファレンを頭に置く奴ら。いわゆるライバルさ、奴ら宝を横取りしようっていう魂胆さ」

 「そんな戦いに、俺達を巻き込もうってのか?」

 「面白そうじゃないかマイケル。任務は終わったんだ。いっちょ、敵と俺等の常識をふっ飛ばそうじゃないか」

 「そうだ、それにこの船を守らなきゃ俺達は全員お釈迦になる」

 マイケルは渋々アサルトライフルを持つ。

 濡れてはいるが、使えないと言う訳ではない。

 「陸まで飛ばせ」

 マイケルはアンに言い、外に出た。

 「言われなくてもやるよ」

 アンはエンジンを入れ、速度を上げていく。

 スタイヤー達の船もこちらに早い速度で来る。

35kiです。

インディージョーンズが面白いです。

イルミナエファイルを購入しました。ゆっくりと読んでいきます。

Twitter→@35ki_1

タイトルは「マーシャルビートより」

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