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過ぎてしまった

作者: 白萩アキラ

過ぎてしまった親を見て

彼らは一人で歩き出す

過ぎてしまった我が子見て

彼らは止まり息をはく


過ぎてしまった楽しさに

今の虚しさ思い知り

過ぎてしまった虚しさに

今の楽しさ噛みしめる


過ぎてしまった幸福に

どこか思うところあり

過ぎてしまった悲しみを

なぜか惜しんで目を瞑る


過ぎてしまった祝福も

恥部の如く縮こまり

過ぎてしまった悔しさは

今や一つの笑い種


過ぎてしまった充実は

察してほしい誰かのようで

過ぎてしまった後悔は

言葉を発せぬ客人か


過ぎてしまった友情は

誰一人として知りもせず

過ぎてしまった色恋は

己一人でうずくまる


過ぎてしまった癒しすら

夢に見ることもなく

過ぎてしまった苦しみに

してやれることは何もなく


過ぎてしまった生の意義

遠くに照らす光見る

過ぎてしまった死の底に

暗闇にいて意義を問う

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