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結構マジでやってます。  作者: みけな
第一章 終わらない始まり。
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9話 学園長のお墨付き?

「ぐぅー」


お腹の虫が鳴る。


「「……。」」


静まる食堂。お腹の虫が鳴らした本人が呟く。


「すまんの。という訳じゃ。3人分作って欲しいのじゃ。」

「は、はい。す、すぐに作ります。」

「うむ。よろしく頼むの網野殿。」


学園長に言われ厨房へと入って行く金髪美少女。


「して、彼女だが。主らが活動するバドミントンで網野殿は部隊長しておるのでな。調理に関してもわしのお墨付きな故、ここに呼んだという訳じゃ。」

「そうですか。ところで部隊長って言うのは?」


学園長が呼んだ理由を話して、俺はいつの間に連絡したのか気になるが。それより部隊長の呼び名が気になり聞いてみた。


「ふむ。学園とは言え一応魔物との戦闘も想定されておるのでな。その名残でそう言っておる。主らは基本その部隊で動く事になるの。」

「そっかー。じゃー部長さんなのかな。後で挨拶しないとだね。」

「そうっすね。俺も何か手伝った方がいいですかね?」

「勝手も分からぬしな、そこは任せておくと良い。」


話していると奥から料理を作った網野さんが来る。


「と、とりあえずは、ありあわせですが。どうぞ。」


目の前に持ってきた料理は、野菜炒めにおにぎりだ。普通な食べ物が出てきて少しほっとした。


「んぐ…網野…殿。いただく…のじゃ。」

「網野さんありがとう。いただきます。」

「いただきます。」



学園長食べてますよ。食べる前に言わないと。それに続き俺と先輩も食べ始める。

正直言おう。めっちゃうまかった。学園長のお墨付きの意味も理解できる。

3人前あった料理はすぐなくなった。ちなみにペティットはリンゴを食べている。

落ち着いたのでそれぞれに紹介をする。


「うむ。美味じゃった。して、こちらが連絡したときに話した2人じゃ。」

「ご飯ご馳走様でした。俺は兵頭 翔です。」

「はじめまして!宇佐美 和歌です。この子はペティットです。」

「きゅ!」

「は、はじめまして。あ、網野 きりん(アミノ キリン)と申します。テ、テトラさんから連絡貰って。う、内の部隊に来てくれるみたいで。あ、ありがとうございます。」


ご飯も食べてとりあえず、自己紹介が終わった。

ん?テトラさん?誰だろう。


「む。翔殿。テトラとはわしの名じゃ。忘れたのか?」


声に出てたか。まずった。


「翔君は名前覚えるの苦手だからねー。テトラベロドンさんだからテトラさんなんだよー」

「す、すいません。学園長。」

「別によいのじゃー。一度しか名乗ってないしのー。逆に和歌殿が覚えてた事は驚きじゃ。」


えっへん。っと威張るように胸を張る先輩。

和歌先輩。微妙に失礼な事言われてますよー。まぁいいか。


「あ、あのー。そ、そろそろ話を進めてもいいでしょうか?」


少し置いてけぼりになっていた網野さんが声をかけてくる。


「テ、テトラさんに言われたので、部屋も用意してあります。も、もう夜なので今日はお休みになって。あ、明日の朝、皆の紹介します。よ、よろしいでしょうか?」

「そうじゃな。必要だったらわしを呼んでも構わんのでの。部屋への案内は網野殿に任せるのじゃ。」


俺達はテトラ学園長と別れて部屋に向かう事になった。


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