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結構マジでやってます。  作者: みけな
第二章 夏から始まる冒険。
73/162

73話 結果オーライ?

ーガラガラガラ


「始めは学生が来る事に疑問もあったが、正直助かった。」

「いえ。我々も依頼の間に食事や寝床の提供して頂いてるので。お互い様です。」

「そうそう。町長さんのご飯美味しいから、なんの問題もないよー。」

「そう言って貰えると嬉しいぜ。」


大蛇の解体作業が終わり待ちに戻る道中。

魔物が襲って来る気配も無く、順調に町まで戻れそうだ。


「森の中は結構魔物が寄って来たのに、道中は平和ですね。」

「本来はそこまで寄って来ないもんだぞ。解体作業の魔物の血の匂いにつられたんだろう。」

「あ、なるほど。」

「それにしばらくは、この馬車にも寄りつかんだろう。」

「大蛇もいなくなりましたしね。」

「いや。あれだけ派手に暴れれば、魔物も学ぶだろうよ。」


森での解体作業中に実はかなりの魔物が集まっていた。

俺逹3人でひたすら追い払っていたんだけど。

町長が言うには、俺逹に警戒して馬車には寄りつかないだろう思っているみたいだ。

ん〜結果オーライ?


「もうすぐ村だが坊主逹はこれからどうするんだ?」

「私は村の人にお呼ばれされてるから行ってくる。翔くんも行く?」

「あー俺はこの後やる事が…」

「そか。じゃ、きりんちゃんは?」


俺の返事を最後まで聞かずに、網野さんに確認をする先輩。

…俺の扱い雑!?


「あのね。お菓子の作り方とか教えてくれるんだって〜」

「ご、ごめんなさい。こ、これから行くとこが。」

「わかったよ〜いっぱい食べて…お土産貰ってくるね!」


お菓子の作り方より食べる方だなこれは…。

いや。俺の扱いが雑だったのは作るのがメインだからだ。

俺は作るのしないって思ったんだ。

うん、そうだきっと。

そのまま暫くして、町に着いた。


「じゃ、儂等はこいつの整理してくる。夜はまたあの家使ってくれて構わんから。」

「…はい。ありがとうございます。」

「飯は持っていくか?」

「欲しい!あ。でも、デザートは私が貰って…作るからいらないかも〜。」

「おう。じゃ、主食だけ持ってく。また夜に。」

「私もいってくるね!2人ともまたね!」


俺と網野さんだけ残って、村の人といなくなる先輩。

さて、気持ち切り替えて行こうか。


「あ、あの?」

「あ、はい。行きたい所あるんですよね。行きますか。」

「げ、元気出して。」

「はは。ありがとうございます。網野さんは優しいですね。」

「!!そ、そんな事。なぃょ…。」


通常モードの網野さんは顔を赤くして照れている。

戦闘中に見せたりしないから、この反応は新鮮だな。

先輩とは違った可愛さもあるし。


「…笑っ…かわぃぃ…。」

「ん?何か言いました?」

「な、なんでもないの。い、一緒に来て。い、いいですか?」

「はい。行きましょう。」


俺は網野さんと町を歩く。

隣で歩く網野さんはどこか嬉しそうだ。

これからどこに行くのか分からないけど。

偶にはゆっくり歩くのもいいもんだな。



11月も残り3日ですね。

今月中にあと一つあげれたら…


よろしくお願いしますm(_ _)m

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