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結構マジでやってます。  作者: みけな
第二章 夏から始まる冒険。
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71話 軽いランニング?

「ふぁー、寝みぃ…」

「おはよーございますー!」

「ふぁ!寝てませんよ!」


うとうとしていた門番が、俺達が来て驚いている。

俺達3人はそれを放置して、準備運動を始める。


「あれ?確か町長の待ち合わせはまだ先ですよね?」

「朝一でちょっと走ってくるの。」

「そうでしたか。気をつけていってらっしゃい。」

「は〜い。」

「では、そろそろ行きましょうか。」


俺達3人は門番さんに見送られて走り出した。

始めは距離を確認する為に、いつもよりペースを上げて走る。


「やっぱり朝走るのは気持ちがいいね〜」

「うむ。それに景色が違うのも楽しめる。」

「この後の予定もあるので、ゆっくり走れないのがアレですが。」

「そだね〜。まだ曲がり角も見えないし、確かにこの町広いね。」

「森果町では壮大な土地を使っている。っと町長から聞いている。」

「…壮大ってどれだけなんだろうか。」


俺は1度走ったが、軽いランニングで1時間で着きそうになかった。

途中から全力で走ったから、大体の目安くらいしか分からないんだよな。

一応待ち合わせまで2時間みてるから1周は問題なさそうだが…。


「きりんちゃん。曲がり角見えてきたよ。」

「門からここまで10分といったところか。」

「この町が真四角であれば、1時間半って感じすかね。」

「え〜、それじゃ2周目厳しい?」

「そうだな。この後森にも行くんだ、準備運動にはちょうど良いじゃないか。」

「和歌先輩、今日の所は1周で我慢してくださいね。」

「しょうがないな〜我慢しよう!」

「和歌は我慢できるんだな…ぼそ」

「あ、網野さん…。」

「何か言った〜?」

「「なんでもないです。」」


網野さん俺には聞こえましたよ。

先輩だって我慢するときはしますよ。

この後森にも入るし、約束は守れる子なんです。

こっちに来てから、ずっと自由奔放な感じしか見せてないし。

そう思われても仕方ないけど。

そんな他愛もない会話をしながら俺達3人は走った。



…それからしばらくしての門前ではー。



「門番ご苦労だな。変わった事は無いか?」

「あ。町長おはようございます。今の所何の問題もありません。」

「そうか。あの3人が蛇を討伐してくれたみたいだしな。問題なくてなによりだ。」

「そう言えば7時くらいにその御三方見ましたよ。」

「ん?家に居ないと思ったら、町でも散策してたのか。」

「いえ。少し走ってくるって言って、すごい速さで走って行きましたよ。」

「討伐で疲れてるだろうから、少し遅くしたのにタフな奴らだな…」

「噂をすれば、戻ってきたみたいですよ。」


門の前には割と人が集まっていた。


「ゴール!」

「昨日の今日で元気なもんだな。これから森に行くのに大丈夫か?」

「軽いランニングだし。全然問題ないよ〜」

「町の外走ったら、軽くはないんだが…。姉ちゃん達なら問題ないか。」


町長は若干呆れつつ、優しく微笑む。


「町長おはようございます。まだ少し早いですが、行きますか?」

「息を整える時間くらいは…必要なさそうだな。」

「俺達3人はいつでも行けますよ。」

「テトラのとこはそんな奴ばっかりか?頼もしい事はいいんだがな。」

「この3人でいつも走ってますし。慣れですよ。」

「そんなもんかねー?まぁいいか。じゃ行くか。」


いつも通りのランニングを終えて、町長達と一緒に森の大蛇回収に向かう。




最近休みとか予定が全く読めないので、曜日指定は出来ませんが…

週2ペースで上げられるよう頑張ります。

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