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結構マジでやってます。  作者: みけな
第一章 終わらない始まり。
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46話 勧誘。

「さっきサッカーの人に捕まった。って言っていたけど何かあったの?」

「さ、先程の戦いの事でお礼。そ、それと翔さんの事を。」

「え?俺ですか?何かしたんでしょうか…。」


ルカさんがサッカー部隊の人に捕まった理由を聞くと。

お礼と何やら俺の事を言われたみたいだ。


「ち、違うんです。た、ただ、いろいろ聞かれただけで。」

「どんな事ですか?」

「え、えとー。サッカー部隊に来る気はないか?みたいな事?」

「おぉ。翔くんスカウトだー。」

「そうなんだ。声をかけてきたのはガウルが?」

「う、うん。ちょ、ちょっと怖かったよ。」


何かした訳ではなく勧誘されたのか。

とりあえず、変な事を言われなくて良かった。

先輩はお気楽な感じだ。

声をかけてきた人は怖かったみたい。


「ん?ルカさん。ガウルって誰ですか?」

「あれ、翔はガウルに会ったんじゃないの?」

「そうなんですか?先生と何名かの人に会ってるから、その中の誰かな?」

「ガウルはサッカー部隊の部長よ。あれ?あの戦いに先生って居たの?」

「い、いないよ。」


ガウルさんはサッカー部隊の部長さんで、俺は一度会ってるのだろう。

援護の時にあそこにいたと思うんだけど。

先生がいなかったのか?そうなると…。


「がははは!言ってくれるな坊主。俺は先生って年ではないぞ。」

「ひ、ひぃ!」

「ちょっとガウル、突然現れないで。きりんが怖がるわ。」

「おっと、こりゃ失礼した、網野殿。」


どこから聞いていたのか、突然でっかい人がきりんさんの後ろから現れた。


「坊主、さっきは助かった。俺がサッカー部隊の部長ガウルだ。」

「お礼なら聞いたんで大丈夫です。俺は坊主じゃなく兵頭 翔です。」

「そうかそうか。了解した坊主。」

「…まぁなんでもいいですが。」


戦いの場では名乗ってないから、今名乗ったけど結局は坊主らしい。

ローランドさんと同じくらいか、大柄の男の人だ。


「一応これでも私やきりんと同じ年よ。」

「って事は私と一緒なんですねー私は宇佐美 和歌です。よろしくー」

「これは丁寧に。よろしく頼む宇佐美殿。」

「同じ年なんだ…そして和歌先輩は、小娘とか言われるのかと思った。」

「ん?女性に対して小娘とかいわんだろう。坊主は坊主だろ。」


正直驚いた。

突然出てきたのもそうだけど。

先輩やルカさん、網野さんと同じ年とは…。

坊主のところは直らないけど、まぁ別に呼び方なんてどうでもいいけど。


「そういうわけだ。坊主!サッカー部隊に来ないか?」

「ちょっと!何を勝手に勧誘してんのよ。翔はあげないわよ。」


今度は直接勧誘された。

それを即断るルカさん。

2人が何かいろいろ言ってるが。

リコさんとローランドさんが来るまで、俺達はルカさん達の会話が終わるのを静かに待つことにした。


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