表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
結構マジでやってます。  作者: みけな
第一章 終わらない始まり。
21/162

21話 生きてますか?

「と、言うわけで。リコ。一つローランドに技を。」

「な!なんでだ!ルカさん!」

「よしきたー!!」


言葉より行動と言っていたルカさん。

突然の事に驚くローランドさん。

リコさんは…俺達から5メートルくらい離れてる。


「ちょ、リコ待て!ルカさんなんで俺!?」

「赤の魔力って2人でしょ。ローランドの防御。リコの攻撃。一気に見せられるじゃない。」

「いや、まーそうですけど。でも無傷って訳じゃ…」

「ローランド!いーくーよー。もぉーしん!!!」

「え?リっぐほーーーー……。」


ルカさんとローランドさんがやり取りをしている。

それを聞いていない離れていたリコさんがローランドさん目掛けて走りこむ。

一気に距離を詰めて、ローランドさんが…ドゴーーーーン!!

吹っ飛んでいった。


「…ルカさん。今なんか変な声がしましたよ。」

「…。今のが強化した攻撃ね。小柄なリコでもローランドを吹き飛ばす事が出来るのよ。」

「すごいねーリコちゃん。強いんだね!」

「そうだともー。和歌は分かってるなー。リコは強いの。」

「ねーねー。今のどうやるの?教えて!」

「いいでしょう。まずはねー…。」


若干引きつった俺とルカさん。先輩とリコさんは楽しそうに喋っている。

2人を置いて、俺達は壁まで吹き飛んだローランドさんを見に行く。


「ローランド生きてる?」

「……。」

「か、壁にめり込んでる。だ、大丈夫?」

「…壁は大丈夫だ。」

「いや、ヘレンさん。壁の問題じゃないっす。とりあえず引っ張るの手伝ってください。」


俺とヘレンさんで壁から剥がす。ローランドさんは生きてる。良かった。


「こ、この壁。じ、丈夫に出来てるのに。」

「めり込むとか、想定外だわ。この壁は修理費とか取れれるかな?」

「…金はないぞ。」

「皆さん、少しはローランドさんの心配を…。」

「うぅ。翔はやさしいな。」

「あ、ローランドさんご無事で?」


3人は壁を見て唸っている。修理費、お金とかよく分からないが表情が暗い気がする。

そんな3人はさて置き、ローランドさん無事です。


「無事で何よりです。大丈夫ですか?」

「ははは!コレくらい対した事はな、グフッ。」

「いやいや。大丈夫じゃないですよ。ど、どうすれば!?」

「…ロー。」


大丈夫ではないローランドさんにヘレンさんが何かを渡してる。あれなんだろう?


「…飲め。」

「おお、さすがヘレンさん。助かっグフッ。」

「いいから飲みなさいよ。次があるんだから。」

「ルカさん。鬼ですか?血吐いてますよ?」

「ヘ、ヘレン?こ、効果までの時間は?」

「…10分。」

「そっか。なら次はきりんに手伝ってもらうから。休んでていいよ。」

「今のは回復薬ですか?」

「…あぁ。」


とりあえず、回復までローランドさんは待機。

皆いつもこんな感じなのだろうか。そーだとするとローランドさんが不便だ。

俺もこんな怪我はしないが、よく先輩にどつかれた事あったな。

そう言えば先輩…。リコさんに教えてって言っていたような。


「翔くーーん!!てや!」


猛スピードで突っ込んでくる先輩。

あれー?これやばくないか?







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ