盗賊とステルスと幻術の話
山賊退治一日目、天気は比較的曇りで涼しく、まあ、あることを除けば楽な旅だ
ただ、ここは北部違って、魔物が多い、頻繁に舗装された道でもゴブリンが出
るそのたびに、、、
「キエエエエエエエ」
「ゴブリンか!ランドルなんとk」
「ステルス!!!!!」
「このやろう!ステルス使って逃げやがった!この、おい、せめて詠唱時間稼
げ!この!」
ゴブリン一体に結構時間がかかった、しかも、この野郎のんきに鳥を狩って食っ
てやがった、ステルスって案外強いのではないかと思い始めた
「お前、少しはゴブリンと戦え、詠唱時間稼げば秒で逃げれるんだ」
「え~、俺のステータスだと即死しちゃう」
「私もだぞ」
魔法使いなのに杖で殴ってばかりのせいで、魔術師なのにレベルペーパーに攻の
数値が出てしまったのだ、いま私の攻は85だ
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その後しばらくたつと、村についたが、雰囲気がおかしい、村人が中央に固めら
れて、何やらアウトローな奴に囲まれてる。
「おい、リュカ、あれ盗賊だろ,物語の世界みたいだな、モヒカンで革の服だぞ」
「世紀末ファッションだな、うむ、助けるか?なんの報酬にもならないけど」
「助けた礼に宿代無料にしてもらうぞ、帰りもここ利用すれば往復1000銀貨
浮く、そうすれば装備が買える、駐屯地は噂だと結構汚いらしいし」
確かにそうだ、盗賊の数を減らし、宿代も浮かし、ついでにあいつらに山賊の
アジトの内部を聞き出す、依頼の山賊じゃなければ、まあ、警備に出して
謝礼金を出してもらうし、損はないな
「おい、ランドルはステルスで巡回してるの倒せ、私は魔法で中央に溜まってる
の倒す、中央6人巡回3人、やれるな?」
「無論だ、人間は攻撃力低くても倒せるからな」
ランドルはステルスで巡回を暗殺した、身構えてる相手なら攻撃100じゃ勝て
ないが、後ろから斬りつけるだけなら誰でもできる、守が高い相手も皮膚が硬
いわ けではないのだ。
「おい!巡回が死んでるぞ!」
山賊が気づいたみたいだし さっさと倒すか、私は杖を手にとって詠唱を始め
る、人間に対しては幻術より強い魔法はないと言っても良いだろう
「望むは混乱、求むは幻術、起こるは幻覚、ミスメーカー!!」
ミスメーカー、幻術魔法で視覚を狂わす魔法である、低魔力で唱えられて、ある
程度、知能が低くても通じ、詠唱は短く使い勝手が良い魔法だ
「居たぞ!あの女だ!殺せ!」
山賊が次々と私を斬りつけた、しかし、剣先は仲間の山賊に振り下ろされて
山賊は2人残して相打ちして、残りの二人も峰打ちで相打した、
「えげつね~、お前幻術になるとすごいよな」
「そりゃ幻術しか使えないから幻術の練度ばかり上がるのは必然だろ」
ランドルの一言に適当に答えて、村人を助けに行った
読んでいただきありがとうございます
この下りはすこし話しが短くなります、次回も楽しんでいただければ幸いです