ゴブリンと収入の話
ヘイツ付近は安全地帯と呼ばれ、魔物はあまりいないものの、一部にはやはりい
る、広い草原には多くの駆け出し冒険者が低級魔物と戦闘している、まるで
昔聞いたファンタジーの世界である
ゴブリンについてだが、一件無害だが、放置すると人の道に来て襲いにかかって
くる ため、ギルドでは討伐を急いでいる魔物の一つだ、とても皮膚が固く、
緑色で小さく、集団で行動する魔物である
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ギルドの依頼、ゴブリン退治、それはギルド依頼の初陣としてはとても
ポピュラーなものである、ましてや、レベル32のパーティーなら
楽勝のはずなのだが。。
「いやあああああ 助けて、ランドル、どこだこのやろう!!!」
俺はレベル2、リュカは30でも幻術しか使えないとはいえ、ゴブリンは知力が
高い 魔物だ、多少は幻術は通じる、しかし、少し前ある出来事のせいで、
非常に手間取っていた
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依頼出発前、リュカと俺はすこし言い合いになった
「しかし、お前のレベルなら居てもいなくても一緒だよな!」
「お お前だって幻術しか使えないだろ!」
レベル差のあるパーティーだ、多少の小競り合いが起きるものだ、
そうすると、リュカが問題の一言の行ったのだ
「よし、では別行動して、実績で勝負しようじゃないか!」
「おお分かった、やってやる!」
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っとこのように、我々は別行動している、レベル30とは言え、魔術師一人
幻術で無力化しても、リュカは止めをさせないのだ、対して俺は
「ステルス!」
俺の特殊能力、ステルスは、周りから見えなくなる術で、俺はこれを無尽蔵に
使える、まあ、これでも俺の攻撃じゃゴブリンにすら勝てない、しかし、
「何も見えないのは魔物だけじゃないんだよな!」
俺は他人が仕留めかけたゴブリンに止めを刺す、依頼は、マジックアイテム、
計測指輪を使い止めを刺した相手を記録、そうして、ギルドに提出する、
それ故、止めを刺せばいいのだ、ステルスで横取りすればいくらでも撃破出来た
「よし、30匹目」
「なんだ!? 計測されてないぞ、なんでだ!」
他の人が慌てふためく中、暗殺をし続けた
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ボロボロのリュカがギルドに居た、よほど苦戦したらしい
「どうしたそのカッコ、ははは」
「うるせえ! どうせランドルは逃げ惑ってたんだろ!」
不機嫌なリュカが食って掛かってきたので撃破記録と報酬を出すと、
リュカが驚いた
「70!?私なんて15だそ。。。」
「はははは、俺は工夫をこらして、頑張ったから!」
やった行為は、ゴブリンより迷惑な行為だがな!とは言えないが、とりあえず
報酬合計を数えた、850銀貨、宿一泊500 食事100 一人100銀貨
弱の儲けである
「なあ、ランドル、安くないか!?」
「うむ、ま、まあもう少し慣れて、一日2依頼程度こなせば、まあいいんじゃな
いか?」
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馬小屋のような宿に入る、そしてリュカに一言
「さて、明日からも頑張るか、大変になるぞ」
リュカは長く白い髪を揺らして頷いた、その姿は、馬小屋のような宿には似合わ
ないほど綺麗で、おもわず少し頬が上がってしまった
連続投稿です、楽しんでいただければ幸いです