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最弱ナイトと冒険者《未完》  作者: Cカムカム
16/24

土龍討伐戦3

巣から逃げ出すと、土龍が巣を放棄して地上に這い出てきた、土龍のような魔物

 は、消費する食料が膨大であるため、配下の魔物を用意し、巣にこもっていな

 いと、命にかかわるため、通常は巣を放棄せず、死んでも巣を離れないものな

 のだが、蛇のような姿で石を纏い、巨大すぎるそれは、地上に這い出てきた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「おい、ランドル!生き残りはたった15人、どうする?」

「40が15、、、動けるのは?」

「動けない奴は全員死んだよ」

うむ、やばい、これ逃げれるのか、、、俺は余裕だが、他は無理だ、他の人間で

 まともに戦闘しようとするものはごくわずか、、、

「おい、コウレイ、隙があれば倒せるか?」

「え、えっと、顔のほう下げれば、かなり瀕死ですし、、、」

瀕死のバケモノは頭を下げてくれないよな、、、待てよ!巣を作るということは

 知能があるよな,ならばリュカが役に立つ

「リュカ、あいつに幻術かけろ!」

「少しでもいいから気を逸らしててくれればできるが、ウチラに気を向けてる限

 りは解呪されるぞ」

「わかった!気を逸らすから、コウレイ、近接戦やってくれ!」

「わ、、分かりました!」

そう言うとコウレイが土龍と近接戦を始めた、しかし、単体で与えられる

 ダメージなんてほぼないに等しく、やはり頭を斬りつける以外は倒せない

 みたいだ

「望むは注目、求むは守魔法、起こるは交戦、チェーンヘイト、俺以外に攻撃なん てゆるさねえぞ!!!」

チェーンヘイト、相手の攻撃対象を自分にするガーディアンの特殊魔法だ、土龍

 が全ての注意をコウレイに向けた、しかし、詠唱をするにはまだ足りな 

 い、、、


そろそろ俺の出番だ、おれはステルス状態で土龍の頭の上まで登った

「ステルス解除!更にフラッシュボム!!!!!!」

俺が急に頭の上に現れたため、土龍の注意が俺になった瞬間、フラッシュボム

 が炸裂し、土龍は思わず暴れまわった。

「今だ!!リュカ」

「望むは興奮、求むは幻術、起こるは本能、パニックエレメント!!」

パニックエレメント、理性を奪い本能に従わせる魔法だ、突如現れた

 俺を落とすため、土龍が頭を地面に叩きつける

「ぐっは、今だ!!コウレイ!!!!」

「スキル、バーサク発動、この場で首をおいてきやがれ!!!」

スキル、バーサク、防御力を1落とすごとに攻撃力を1上げるバーサーカーの

 スキル、全て防御を攻撃にして、コウレイの高速高火力の一撃が土龍の頭を

 叩き切った

[グオオオオオオオオオ]

土龍が断末魔を上げる中、俺は躊躇なく持ち合わせる爆薬を全て頭に叩きつけた

 爆発した瞬間、ビクついていた土龍の体は一気に止まり、完全に動きを停止す

 る、後ろで神に祈りを捧げてた奴らは一気に泣き出した

「やった!助かった、神の加護だ!」

「土龍が死んだぞ!」

唖然としていた俺らもその歓喜の波に少し遅れて飲まれた

「ランドル、終わったのか?」

「ああ、勝った、ぶったおしたぞ」

「や、、やったですね!!みなさん!!!」

瀕死とはいえ、たった3人で土龍カンパネラを葬れたのは奇跡だろう、

 少しだけ涙が出そうになったのを我慢して笑った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

生き残りは全部で15、報酬は山分けのためかなり巨額の金額になるだろう、

 冒険者なんて身寄りの無い奴ばかりだろうし、一分の金で墓でも作ることに

 しようと思う、その後は3人で宴会だ。


読んでいただきありがとうございます

あと後日談一回で土龍の話は終わりです

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