ヘイツ到着とギルドの話
【魔法も魔物もいる世界、俺は友人とともに歩いた】
太陽は南に高く上がっている、俺ランドルと連れのリュカは、その日の下で
干からびそうになりながら歩いている。
「はははは、死ぬ、暑くて死ぬ」
田舎で自警団をやっていたが、平和すぎて解散、その後職を探すため俺はヘイツ
というこの国2番目の都市に向かっていた、俺の連れは、白く長い髪をいじ
りながら、俺の暑いというセリフにツッコミを入れた
「暑い暑い言うな!!私も暑いんだ!、もう付くんだから黙ってろ!」
普段はもう少し女の子らしかった気が、、、気のせいだな
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それから少してヘイツに付いた、そこにはウチラのいた地域じゃ無いような店や
派手なかっこをした人がいて、まさに別世界であった、鍛冶屋に酒場に食事処
これだけで何件あるのかわからない、さらに見ただけではわからなものがたく
さんあるのだ、まさに大都市、、、
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「うおおお すごい人の数 ごみのようだ!」
俺が人の多さに圧倒されて思わず驚いた
「う、うむ確かに多い、これなら職も何とかなりそうだな」
「しかしリュカ、何して生計立てるんだ?」
リュカは少し間を置いて他力本願な策に出た
「よし、そこの兵士に聞こう」
そういってリュカは警備兵に尋ねる、俺らの地域と違い綺麗な装備の警備兵だ
「そこの兵士さん 流れ者でも稼げる仕事とかあるかい?」
「う~む 出稼ぎの人とかはギルドで冒険者をやるのがセオリーだろ」
リュカが俺に耳打ちをしてきた
「おい、冒険者ってなんだ?」
「知らねえよ、なん」
俺の言葉が終わる前に、リュカは兵士に尋ねることにしたようだ
人の話は最後まで聞くべきだと思うぞ!
「兵士さん、冒険者とはなんだ?」
「え!? ああ 北部の方かな?君たち」
驚いた、兵士が何故か俺達の出身地を言い当てた
「おいおい、兵士さんなんで分かった?」
「お兄さん、北部以外の場所は ギルドって団体で魔物から街を守ってるんだ」
俺の問に答えると、兵士は快くギルドに連れて行ってくれた
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ギルドの中はまるで物語の世界のような感じだ、剣士に魔道士に盗賊にと数々の
職業の人が、大きなロービーにあるたくさんのテーブルで酒などを飲んでいる
とりあえずカウンターでギルドに参加しなければならないらしい
「リュカ、まずは、受付の人に行って、ギルドに参加するらしいぞ」
「ああ、そうだったな、受付さん申請したいんだが」
まるでメイドのような服の受付が来てくれた すごく可愛らしく、
見惚れてしまう。
「了解しました!ではまず、ステータス計測をしますね」
「ステータス計測とは?私とそこの男は北部出身なんだ」
「ご説明しますね、ギルドとして、依頼の失敗を未然に防ぐため、
その人の職業の能力値を数字化して、その能力値におおじたレベル
を出して、それに見合った依頼を出しますので、こちらにある
レベルペーパーに手を乗せてください、そうすると紙に数字が出るので」
そう言われたので、紙に手を乗せると、紙が緑色に光った
「では、え~と、職業はナイト、能力値は、、、攻防速運の順番に
100、40、30、0 これはひどい、、、レベル2です」
受付の顔が引きつっている、可愛らしい顔が台無しだ
「えっと、普通どれぐらいなの、、、」
「基礎値で平均は攻防速は300、運は3です、、、基礎値は初登録の能力値で、成人というだけで平均レベルは15ですよ、、、ま、まあ!依頼の成功回数でレベル上がるので頑張ってください」
台無しなのは俺の新生活だったようだ、異郷の地でさっそく俺の性能が否定され
た。
後ろでリュカが腹を抱えて笑っている、受付ちゃんは顔が引きつっている、俺は
泣きそうだ、地獄絵図とはこれを指すのではなかろうか
「あ、特殊能力でステルス使えるんですか!結構特殊ですよ!」
「レベル2じゃ無駄だろな ははは」
受付ちゃんのフォローをリュカは即座に踏みにじった、間髪入れずにだ。
「では、私も測定しようかな」
「え~っと、リュカ様の能力値は、魔術師ですか、魔攻防速運の順で
500、50、45、3です、、魔術師の平均は魔攻は300、運は3
他は60ですので、攻撃特化で」
ここまで言うと、受付ちゃんの顔がまたひきつった
「魔力総量5000 平均2000です、、、 レベルは30です」
しかし、リュカも俺も喜ばない、なぜならリュカにはある呪いがかかってる
からだ、いくら魔攻と魔力量が高くても素直に喜べない理由があるのだ。
「特殊能力、幻術縛り?」
受付ちゃんが困っている、そう、リュカは魔法の中でも、幻術魔法しか使えない
のだ、幻術魔法は敵の知能が高いほど、効きやすいのだが、魔物に知能なんて
たかが知れてる。
「で、俺とこいつでどんな依頼が受けられる?」
「は、はい、合計32ですね、クエスト成功回数はもちろん0なので、街の近くの、道付近のゴブリンを殲滅、いま繁殖期で多いので、気をつけてくださいね
今回初投稿です、至らぬ点は多くあるとは思います、つたない文章ですが
楽しんでいただければ幸いです。