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幻想職業事典

 はじめに


 本書は世に知られていない、珍しい職業を紹介する事典である。

 紹介する職業の多くはこの世に唯一無二の役割で、ただ一人がその職に就いていたり、たった一つのグループがその事業に従事している場合が多い。

 他の誰でもなく彼、彼らだけの職業―――ひっそりと、あるいはこっそりと存在し、これまた多くの場合に、誰にも知られないまま、消えていく。

 この事典の意義は、二点ある。

 一点目に、消えゆく幻の職業を紙面に刻み、永遠に保存すること。実際は世間に多大な影響力を持つ彼らを紹介しないのは愚である。著者が知り得る限りを載せるには到底紙幅が足りないが、出来るだけ読者に多くの職業を知ってもらいたいがため、煩瑣さを避けて簡潔に記そうと試みた。

 二点目は、あなたのような職業の困り事を抱えている人に、知られざる「唯一の」職業を知ってもらい、この事典に載せても差し支えない職業に就職、転職、あるいは起業する、その入門案内となることである。

 本事典が、さ迷える人に、更なる霧中の領域へと誘う良書となることを、著者は祈る。


〔凡例〕

 一、項目は職業名とする。

 一、項目は五十音順、アルファベット順などあらゆる検索のための順番を拒否し、思い付いたままに記載してある。各項目にくまなく目を通すための阻害の要素をあらかじめ取り除いたためである。

 一、唯一無二、この世にただ一人しか存在しない職業について、その人物の個人名は記載しなかった。職業名がその人物の名前のようなものである。

 一、職業に対する説明は、140字以内で記載してある。何故かは読者諸氏に察してもらいたい。

 一、記載内容は編纂にあたって文章を整えてある。

 一、便宜的に番号を振った。

一、ごく稀に、職業に典拠がある場合がある。それについては、典拠情報、URLをその都度欄外に注記する。

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