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東方翠漆紫 5

「そういや早苗、あんたどれくらいの頭脳を持ってたんだい?」

神奈子に言われて早苗が口を開く。

「大体一枚辺りの平均86程度ですかね?」

「凌雅のは?分かる?」

「彼も同じくらいです。」




「文系かな?早苗は?」

「私は…理系だよ。文節とか熟語がね。」

「ああ。よく分からない関係のものばっかりでよなぁ」

凌雅は水筒を取り出す。

「そういや凌ちゃん、音楽良くできるよね?」

「ああ、あれは母さんが音楽の先生で木管楽器ならほぼ行けるよ。それとギターとトロンボーンなら。」

「スゴいなぁ…」

「ありがとう。」

「ねえ、土日に教えてくれないかな?」

「午後ならね。」

すると早苗は満面の笑みを浮かべた。




紫に頼まれてお餅を五つ買っての帰り。パシりもいいところだ。

「はいお待ち。」

「ありがとうね。それともうひとつ調べさせてもらったわ。」

一呼吸置いてそれを話した。

「貴方の全てにおける『持久力』よ。」

「ということはなんだ?」

「そのままよ。」

そしてパクつく紫。見ていられなくてマヨヒガを出た。

「ゆ、紫さま?」

藍がそれはちょっと…と目線で訴えるも無視して餅を平らげていった。




アリスの人形につつかれて家に移動した俺はクッキーを差し出された。確か上海だっけな?蓬莱には出会ってないな。

「どう?早苗に逢えて。」

素っ気なく俺は

「なんか複雑です。」

「そうでしょうね…」

なんか大きく変わりすぎて東風谷早苗という同姓同名酷似の人としか見えないように錯覚しているのだ。それが自分でも解るほど辛い。

「あの三年間は何だったんだろうな…」

そう呟くと上海が俺の手の上に降りてきた。小さな手がふにふにとだが回っているみたいだ。

「上海…」

そう呼ぶように喋ると反応するようにふわっと浮いた。今度は肩にちょこんと座った。

「凌雅…辛いなら早苗を別人に見るのが手っ取り早いのよ。覚悟は持って駆けてったんでしょう?もしそれが無いなら愚か者ね。」

「はい。」




「何かしら…とんでもなく嫌な感じがする。」

霊夢はその勘に頼って神社を出た。


街では無さそうね。紅魔館も違うし…と消去していく。そして最後に残ったのが守矢神社だった。

「早苗………」

みるみる力が籠って握り拳が軋む程にまで。凌雅の事も。



「早苗!」

俺は妖夢から譲り貰った剣で化物をの攻撃を防いでいく。早苗は腕に切り傷が入ってしまっている。

「凌ちゃん!後ろ!」

振り返り様に凪ぎ払ってブロック。向こうは割と大きいのに速くてタイミングが掴めなかった。

「お待たせ!エクスパンデッド・オンバシラ!!」

神奈子がスペルカードを切ってくれた。おかげで時間は稼げる。

「早苗!状況!」

霊夢も登場してきた。化物は気付いていないらしく避け続けている。

「避けてばかりなら夢想封印!!」

あえなく化物は静止した。


「疲れるもんよね~。」

霊夢がボソッと残して帰っていった。

「ありがとうございました!霊夢さん!!」

早苗は手を振っていた。それぐらい普通のはずなのに…なんだろう。この何かが崩れていくような。そんな気持ちが芽生えつつ有ること。




白いイヤホンを当てて自転車に乗ってあの神社に向かう。今日は何をしようか。まだ音楽を教えるのかな?でも楽しいからね。


「ごめんなさいね。早苗ったら捻挫して医者へ向かってるんだ。」

独特な帽子みたいなのを被ってる諏訪子が出てきた。

「うーん。はい。」

少し哀しいが素直に帰るとしよう。


そういや怪我多くないか?早苗…。

そのわりに治りも早いし…違和感が……有るよな。

こいつはおかしい。


何か起こるような気がして止まらない…。

東方を知った理由、ハマった理由は?


A ボーカル、特にsenyaさん(幽閉サテライト)に惹かれた。歌、凄いよねw

孤独月や三千世界、そんな感じですねw

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