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東方翠漆紫 13

この頃の天気は荒れてよく竜巻が発生するようになってしまう。幸いにも人里等に被害は無いみたいだ。


「さぁて?一日に三回も風が見えるのはおかしいな。」

霊夢は異変の勘が働いていた。

「そんな感じだな。とりあえず、守矢と紅魔館に連絡するぜ?」

その連絡に霊夢は首を傾げた。

「れ、連絡って?」

魔理沙は掌に有る装置に注目をつけた。

「にとりに貰ったんだ。これで紅魔館、守矢神社、博麗神社、人里の寺子屋、アリスの家と…まあ、そんなもんだ!」

どうも白玉楼や八雲の家は不可能みたいだ。

「じゃ、行くぜ!!」

「私も行くわ。良いよね?」

現れたのは紫だった。しかし、霊夢はお見通しの如く肘で真後ろに居た紫の肩をつついた。それにビックリした紫は少し喚いた。



( ´∀`)σ)∀`)


「風使いの能力だから咲夜と早苗と居れば」

そう魔理沙が言ったが言葉を切った。

「ん?」

「なに?」

その姿は凌雅とエミだった。

「遂にエミさんが凌ちゃんの心から出て、ひとつの存在として生活するそうです。」

早苗のフォローも要して納得する皆。

「ん?上海?」

人形が魔理沙の肩にポンと乗る。

「ごめんごめん。」

遅れて来たのはアリスだ。蓬莱を持ちながら走ってきた。

「蓬莱、どうしたんだ?」

「新機能を付けたら重くなってまだ器用には動かせないの。」

一長一短な事になった。プラスマイナス0と考えよう。

「大変だよ!」

ルーミアが飛んできた。

「先生が暴れてるんだ!」

「幽香もですね??」

そう発言したのは……

「分析ご苦労。行きましょう!」

アリスがそう言うから…

「蓬莱!?」

皆、驚いた。まさか分析能力を身につけさせるとは。

「早く行きましょう!」

エミの声に団結して一同は向かった。



(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)


「ちっ!人まで乗っとるとは…大掛かり過ぎるだろ!」

妹紅は慧音の他に二人の男を相手にしていた。慧音だけなら対処はなんとかなるが、二人も邪魔が居れば対応しにくいのは分かる話だ。

「慧音…」

よりによって今は満月の夜。

「身体能力が向上………」

その時

「妹紅さん!前!LRLLでパンチ来ます!」

振り返ると左側にパンチが来ていた。そして次は右、残りは左二発だった。誰かの助言は当たっていた。

「RRRL」

二発避けて三発目の拳を利用して内股で転ばせる。

「大きく後方へ!」「戻れ慧音!ブレイジングスター!」

妹紅は大きく下がってスペースを作った。

「魔理沙、前へ大きく。後ろから銃。」

銃に焦るも大きく前に飛んで拘束から抜けた。それにしてもいつの間に縛ろうとしたのだろうか。

「霊夢…霊夢は?凌雅は?早苗は?」

気付けば居なかった。ここにいるのは他にアリスだけだ。紫は逃げれただろうけど咲夜もなんとかだろうか。

「魔理沙!」

慧音の重々しい声が聞こえる。

「自我が無いのは辛いな。うん。」

「相手の使用がな。」

共に距離を詰めようとしたその時、蓬莱が

「ストップ」

と言った。

魔理沙が「なんだ?」と言う前に氷が慧音を閉じ込めた。

「私の友にこんな細工を仕掛けるとはな。煩わせる愚か者ね。」

エミだった。

「暫く、大人しくするのよ。」

「魔理沙、後ろにスパーク。」

後ろから武装集団が迫っていた。

「ちっ!マスタースパーク!!」

一掃するも厳しくなりそうだ。

「マップを読み込む為、誰か持ってください。」

どうもかなり能力を使うみたいで蓬莱をエミが持った。

「そこの映画館に敵が一人、そこに霊夢と咲夜。」

「オーケー!」

妹紅の了解を合図にスピードを上げながら尚且つ、静かに寄った。

「魔理沙、30センチ手をこっちに戻して!」

「え?」

さっと戻した手を狙ったかの如く銃弾が飛んできたのを見た。

「なかなかじゃねぇか。」

「ええ。でも、これだけ感電の可能性の有る物があると水を送れない。」

打つ手なしに近かった。

エミは顰めっ面のまま辺りを見回した。すると黒い何かが落ちていた。目を凝らすとそれは銃だった。見事に実弾入りのそれはこの場に持ってこいだ。

「私の友の慧音に悪行を施した罪を裁かせてもらおう。」

水を使ってこちらに押し寄せる。それを妹紅が構える。

暗殺(セカンドゲーム)開始だ!」

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