出会い
ここは……
セシルは目が覚めると物音もなく生気がかんじれられない、
ただただ闇が広がっていた。
誰かいるのではと思い辺りを探すが人はおろか物音一つ聞こえない
時が過ぎ目が慣れてきた。
歩き周っていると遺跡の様なものが幾つかみつけた。
中に入り捜索していると古い壁画やら剣のようや物などがあった。
「なんだこれは…」
セシルは石板の様な物を拾った。
どうやら文字らしきものが書いているようだが何が書かれているのかは分からない。
それを服の中にしまいそこを後にした。
どれだけの時間が経っただろう
途方に暮れたセシルは石の上に腰を下ろしていた。
「貴方はだれ?」
声の方を向くと女の子がこちらを不思議そうに見ていた。
金髪に白のワンピースといったいたって普通の格好をしていたが
透き通るような碧眼をしていた。
その目を見つめていると心の中を見透かされているうな気分だった。
「あなたは…だれ?」
再び女の子に問われたセシルは我に返った。
「俺はセシルっていうんだ。気が着いたらここにいた。君は何でここに?」
女の子は可愛らしく小首を傾げた。
「私は用事があってここに来たの」
どうやら女の子はここがどこなのかはわかっていそうだ。
「君みたいなこがこんなところにどうして?」
セシルは不思議に思った
こんな小さな娘が何故ここにいるのか…
不意に女の子が抱きついてきた
「あったかい」
女の子は安心したような顔でしがみついている。
「ここがどこなのかはいづれあなたにもわかる時がくるわ」
それまではー
辺りが再び深い闇に包まれていく
「君の名前は」
「わたしはー」
意識が遠のいていく。
セシルはそのまま深い眠りにつくように意識を失った。