男子の部
ある日のこと
オーレリア「新旧VII組よ、今日はよく集まってくれた。急ではあるが今ここに、トールズ新旧VII組による、相撲大会の開催を宣言する!」その言葉に驚く者、ニヤリと笑う者、困惑する者など、様々だった。ちなみに、場所ははプールとグラウンドで行われる。ちなみにこの大会は男女混合、男女別、男女混合の水上相撲が行われ、男子はまわし一つで、女子は下は何も履かず、まわしのみ、上は水着か何も着ないかさらし、その三つから選択する。まずは男女別部門から始まった。一回戦第一試合はクロウとエリオットだったが、案の定、押し出しでクロウが勝ち上がったのだった。第二試合はマキアスとユーシスでお互いに熱がこもった試合だったが、普段鍛錬をしていたユーシスが上手投げで勝利を収めた。続いてはアッシュとリィン、教え子と教官の対決は最初はアッシュが有利だったが、リィンも魂の粘りを見せ、最後は送り出しで勝利を収めた。するとそこになぜかロイドやリーシャなどの特務支援課のメンバーが現れ、さらにエステルやレンなどのリベール組、なぜかシャロンやローゼリアまで現れ、周りが困惑するなか、分校長がさくっと大会の参戦を許可する事態となった。そんなサプライズ?もあった中で、ベスト4にはリィン、ユーシス、ロイド、ヨシュアが勝ち残った。第一試合ではユーシスとリィンが激闘を、繰り広げた。お互いに一歩も譲らない戦いになったが、最後の力を振り絞ったユーシスがリィンを寄り切りで沈めた。第二試合はロイドとヨシュアの戦いだった。試合は立ち合いでいきなりヨシュアがロイドの視界から消えてロイドが倒れそうになった時、後ろからヨシュアが現れ観戦している者たちも驚きを隠せなかった。実はヨシュアはロイドの股をものすごい速さで抜けており、すぐ後ろに回り込んだのである。このままヨシュアの勝利と思われていたが、ロイドも支援課魂を見せつける。そして最後はロイドの粘りも虚しく、ヨシュアが見事な下手投げで勝利を収めた。そしていよいよ決勝戦。ユーシス対ヨシュアの試合が始まった。立ち合いからお互いにぶつかり合い力比べをしている、ただ、ユーシスの方が押されていて苦しい展開を強いられていた。ただユーシスも粘りを見せ、土俵際に追い込まれると、体を入れ替えて逆にヨシュアを土俵際に追い込む、そして押し倒しでユーシスが優勝した。周りから祝福の言葉が飛び交う中、マキアスはユーシスの近くに行き、笑顔でユーシスに「おめでとう!」と力強く叫んだ。そして、その二人に拍手が飛び交うのだった。
女子の部に続く
お読みいただきありがとうございます。次は女子の部を投稿予定です。リーシャやノエル、エステルなどが登場しましたが、果たして誰が優勝するのか、お楽しみに