表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラッドファング  作者: ことりピヨネ
60/72

47.裏口に回り込めギリーPARTⅡ

 裏口めざして進もうとした俺を、ギリーが呼び止める。


「ちょっと。どこに行くのよ」

「こっちだ」

「止まれ」


 腰だめに構えたショットガンを向けられた。


 ちょっとシャレにならない状況だ。

 味方に銃を向けられて、平然としていられるやつがいるだろうか。いや、いない。目を険しくする程度で済ませた俺を褒めてほしい。


「おい。いきなり、どうしたんだよ」


 ギリーは俺を見てはいなかった。


 視線の先は建物だった。

 それも、屋根の上をやたらと警戒しているようだ。


 俺もそちらに注意をむける。


 その直後―――壁のガラス面に亀裂が走った。


「ギリー!! 正面だ!」


 俺が声を放つと同時に、ガラスをぶちやぶって騎士型の牙獣が飛び出してきた。


「くたばれ!」


 ギリーの撃った散弾は、盾のように構えられた牙によって防がれた。


「ギリー、後退しろ」

「トニーがまだ中に!」

「態勢を整えるのが先だっ」


 俺たちは散発的な銃撃で敵をけん制しつつ、ゆっくりと後退していく。


 近くにあった池の畔まで、どうにか来ることができた。

 建物の中から出てきた牙獣が二匹、俺たちを追ってきている。さらに追加で、屋根の上からも二匹が降りてきていた。


 池を背負ったところで、俺は足を止めた。


 さて、どう反撃するか。


 正面きってやりあってもいいのだが、はっきり言ってギリーをかばいながらだと負担が大きい。

 というか、味方としては頼りにならない。むしろ背中から撃たれるとか、牙獣ごと俺を撃つんじゃないかという気がするまである。


 わずかに迷った隙をついて、牙獣が突進してきた。


 どうやら俺に考える間を与えるつもりはないらしい。

 俺をはさんだ二体の牙獣が、次々に牙を繰り出してきた。


「ンの野郎ォ……!!」


 避ける合間に銃を構えようとしたとたん、さらにもう一匹が攻撃に加わる。


 避ける、避ける、避ける―――ひたすら防御に徹するしかない。池を背負った俺は、まさしく背水の陣という状況だった。


 全力で回避を行う俺の目が、ギリーに迫る四体目の牙獣の姿をとらえた。


「ギリー!!」


 無我夢中で手を伸ばす。


 こいつもそうだが、詫びる前に死なれちゃかなわねえ。

 そんな必死の念が通じたのか、指先がどうにか腰のあたりに届いた。


 ギリーを引き寄せるのとほとんど同時に、右手からブレード状の牙を生やした騎士の一撃が繰り出される。ついでに俺も、三体の攻撃を躱すのに必死で体勢を崩した。


 鋭利な刃が彼女の腰をかすめた。ベルトが切れた。俺は転んだ。

 指先に引っかかったギリーのズボンが、足首の高さにまで一気にずり落ちる。


 いや、ズボンだけではなかった。

 下着も、だ。


「あんたは、またぁぁぁぁ―――――――――っ!!」

「またってなんだよぉーっ!」


 ケツ丸出しになったギリーがショットガンの銃身を握り、ゴルフクラブをスイングするみたいに振った。


「ごぱっ……!?」


 銃床によるビンタをくらった俺は、錐揉み状に回転しながら池に転がり落ちた。


「ごぼぶぼ」


 突然だったので、口から息が漏れた。


 水の中はやけに暗い。

 まるで影の中に落ちたみたいだ。


 その暗闇が、牙獣そのものであると気づいた瞬間、銀色の光が水を切り裂き俺に迫った。


---------------------------------------------

 一人称の練習で書いています。

 読みにくい部分が多く、たいへん申し訳ありません。

---------------------------------------------

・校正をなさってくださる方へ

 お手数ですが、ご指摘等をなさっていただく際には、下記の例文にならって記載をお願いいたします。


(例文)

----------

>~(←ココに修正箇所を引用する)

この部分は、(あきらかな誤用orきわめてわかりにくい表現or前後の文脈にそぐわない内容、等)であるため、「~(←ココに修正の内容を記入する)」と変更してみてはいかがでしょうか。

----------


 以上の形式で送っていただければ、こちらで妥当と判断した場合にのみ、本文に修正を加えます。

 みだりに修正を試みることなく、校閲作業者としての節度を保ってお読みいただけると幸いです。

---------------------------------------------

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ