表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
壊してもいいモノ  作者: ヌマ
3/4

約束のデート

18時になった。

ソワソワとしながら夏美を待っていた。

「ごめんー、お待たせー!」

「はいはい、5分遅刻ねー」

「ごめんごめん、サークルの先輩に会っちゃってさなかなか帰れなかったの」

そかそかと話は聞き流して行く場所を2人で決めた。

電車で揺られる事30分、着いたのは関東最大級のイルミネーションが綺麗な場所だった。

「綺麗な」

思わず無関心な拓也でも呟いた。

しかし、1つ疑念に思った。

何故こんなに人が多いのだろう。

周りはカップル達が蔓延っていた。

みんなマフラーを巻いてきゃっきゃとはしゃいでいる。

「なんで、こんなに人が多いんだろう?」

純粋に思ったことを夏美に聞くと、夏美は呆れた顔をした。

「今日って何日?」

携帯の日付を見てみると納得した。

「12月24日です」

そーそーと言いながら夏美は拓也の手を掴んだ。

びっくりした。

そして夏美の方を見ると顔を赤くしていた。

気分が良かった。

拓也は人とお付き合いした事は人並みには会った。

しかし、こんな気持ちになるのは初めてだった。


そして、イルミネーションを回りきり時間を見ると22時だった。

「送ってくよ」

「ありがとうね」

そしてイルミネーションが綺麗だったとか、次は温泉街に行ってみたいとか、たわいもない話をしながら夏美の家の前についた。

「今日はありがとう」

「こちらこそありがとう、楽しかった」

「じゃあ、いくな」

とまた素っ気ないやり取りをして拓也自身も帰路に着いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ