新たなる戦い
真良3年1月12日
一睡も出来なかった…
始まる。新たな戦いが…
<ダイス>「行くぞ」
『あぁ 頼む』
下へ下へと下り、
大きなフィールドに出た。
<ダイス>「ここがディスハイムの最大級のフィールド エンド・ディチャード…」
『死竜の奴が半径5キロとか言ったな…そういえばチームマッチとグループ戦って何が違うんだ?』
<ダイス>「ルームマッチとは、リーダとなる奴が6人のメンバーを選び戦う、殺し合いのことだ。グループ戦は、決められたメンバーで戦う殺し合いだな。」
『リーダは、どうやって決める?』
<ダイス>「それは気にしなくていい。一昨日にルームマッチシステムは消えた。グループ戦がメインで行われるらしいぞ。」
…ルームマッチが消えて、グループ戦が主流か…
総支配人は俺を消しにかかってくるだろう…
<ダイス>「俺の案内はここまでだ…生き残れ。」
ダイスが去ると知らない男がこちらに歩いてくる。
<案内人2>「ついてこい。これからメンバーと顔合わせしてもらう。」
『あぁ』
数分歩くとモニター室に入る。
3人がソファーに座ってる。
ここにいる案内人以外のメンバーがグループだろう…
<案内人2>「これでグループメンバーが揃った。ルールを説明する。まず、フィールドは、さっき通ったフィールドで殺し合いを行ってもらう。フィールドは、森ゾーン、村ゾーン、街ゾーンの3つにわかれている。次に武器だが、今まで使っていた武器は、預からせてもらう。そしてこちらから支給した装備を使ってもらう。次に勝利条件だ。
勝利条件は、相手のグループ3人を殺す事だ。敗北条件はその逆だ。以上。開戦までもう少し待て。」
『とにかく3人殺せば勝ちか…長いな』
時間制は言ってなかった。死ぬまで続くのだろう。
装備支給は何を渡されるのだろう…
<フードの男>「お前が死竜が選んだという男か…良くここまで勝ち残ってきたな。」
<柔道着の女>「よろしくね。新しい少年。」
<革ジャンの男>「さて、何人殺すか…フッフフ」
…キャラが…濃いな。
『あぁ よろしく頼む』
<柔道着の女>「私たちはチームだから通称をつけるといいと思うの…私だったらスフレなんかいいわね。」
『確かにいいかも知れん。名前がわからなくては、もしもの時に対処できないからな。』
<フードの男>「俺はウルフ」
<革ジャンの男>「では私は、シーフで頼むよ。フッ」
俺か…リュウでいいか。
『俺はリュウだ。』
それから少し時間がたち案内人が口を開く。
<案内人2>「時間だ。武器はフィールド前においてある。」
『お前ら行くぞ』
<ウルフ>「なんでお前がしきってんだよ。」
<スフレ>「まぁ リーダーがいた方がやり易いわ。」
<シーフ>「ッフ」
俺たちの武器はナイフ4本、小規模爆弾20個だ。
さて行くか。
俺たちはフィールドに出る。
俺は、戦い続ける己の罪のために…