スキ
恨みって怖いですねぇ…(´・ω・`)
そんなことを思いながら、かきました。
それでは、どうぞ↓
「私と付き合って。」
「ごめん。無理。」
「なんで?」
「好きな人いるし。」
「そぉ…」
何度も思い出す。
ちょうど一か月前のことだった。
どんなに悔しかったことか。
あの日の帰り道。
「俺と付き合ってくれない?」
「わ、私でいいなら…こちらこそ。」
見てしまった。
彼のうれしそうな顔を。
下を向いて涙をこぼしていた。
あの日、私は決めたんだ。
「絶対あきらめないから。」
そうつぶやいて前を向いた。
君がいくら嫌いだと言っても。
どんなにあの子が好きだとしても。
私はあきらめない。
沢山努力して、
もっときれいになって、
君の隣に立つって決めたんだ。
そして、
いよいよその願いが叶う時が来た。
今行くから――――
「待っててね。」
不敵な笑みを浮かべた。
ふと、下を見ると、二輪の花が落ちていた。
チューリップとオダマキだ。
どちらもきれいな紫色だった。
見とれてはいられない。
私はチューリップを踏みつぶした。
大きな花びらがバラバラになり、無残な姿だけが残った。
そして、オダマキを持って君のもとへ向かった。
ありがとうございました。
もし、時間があったらオダマキとチューリップについて調べてみてくださいね。きっとおもしろい(?)ですよ。