仲間
このよく分からない世界は……
「リン君ここは?」
僕はリンに尋ねた
「言ったでしょ…おいらの世界を助けてって
この世界は、君達が住む『アース』とは
違う世界、ここは『テセアラント』」
……僕は分からないことだらけ
「つまり、僕の世界と君の世界を繋ぐゲートがリン君のキスで、この世界は今危険な状態だから救って欲しいと?」
リンは少し俯きながら そう と言った
「危険な状態って具体的には?」
僕は尋ねてみた
「おいらの世界に最近、魔法を使える者が
増加してきていてね、悪さをする人が増えてるんだ……昨日なんかおいらのママがそいつらの魔法で魂を奪われたんだ……」
僕は魔法なんて信じられない
「魔法なんてあるの?」
リンは少し考え
「う〜ん、元々この世界は武器で魔物と戦ってたんだけど……ある人が魔物と交尾して
魔力を持った人が生まれ、それが増えていったんだ……」
大体掴めた
「分かった‼僕が世界を救う仲間である君のためにも」
リンは、はてなという顔で
「仲間って?」と聞いた
僕は、はっきり言った
「家族って事さ」
リンは泣き出し、
「家族、守る。おいらも行く」と言った
僕は考えた、ただ安全面を考えリン君と一緒にいると決めた
「うん、僕はウランよろしくリン君」
リンは顔を赤らめながら
「リ…リンって呼んで仲間だから………
ウラン」
可愛い‼
「リン……よし!行くか」
リンは、力強く「うん!」と言い放った
仲間…
この先この2人に待ち受ける運命やいかに