リン・レニウム
未知乃世中学校 午後3時
「おーいウラン〜」
友人のマンガンの声がする
「ウラン〜ウラン〜待ってくれょ〜」
「なんだよ?今日は、早く帰らなくちゃ行けないんだけど……」
そう、僕は今日ママに、頼まれごとをしてるから早く帰らなくちゃならない……
「悪いな、ごめん、でも、これほらやるょ」
マンガンに1つのチョコレートを差し出された。
「なに?このチョコ?」
僕は、疑問に思い訪ねた。
「え?あ、あ〜今日は、バレンタインだろ
だから、その〜やるょ」
マンガンは、顔を真っ赤にして言った
「ありがとう、じゃあまた明日ね〜」
僕は、照れながらも隠しつつ
帰った………
ちょっとだけ寄り道……
「ふわ〜今日も綺麗に咲いてるな〜
みてると落ち着く〜」
僕は、冬なのに綺麗に咲いている
花ばたけを見てつぶやく
⁉ 僕は気付いた
柊の側に小さな赤髪の男の子が泣いていた。
僕は、近づき問いかけた
「どうしたの?」
赤髪の子は泣きじゃくりながらも
こっちを向き小声で言った
「助けて」
僕は、疑問に思い周りを見渡した
不審な人物はいない、するとこの子は何に怯えているのか……
分からない、そう思ってたら
もう一言その子が
「おいらの世界を助けて」
僕は、ますます分からなくなってきた
だから と聞いてみた
「どういう事?」
男の子は、
「おいらはリン、僕の世界に来て」
と言って、僕に唇を重ねてきた
目を閉じてしまったが
すぐに開けたら
そこは、知らない世界だった
これがリンと僕の物語の始まりだった………