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ファンタジー・クロニクル~陰キャJK死にゲーマーだけど、レベル1で裏ボス倒したら初配信でバズった件~  作者: 初心なグミ


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6/7

6話『配信者ボーナス』

お久しぶりです。一話から改稿していますので、前から見ていたよー!って方も一話から見直すことを推奨します。


ここの話からやっと本題に入るので文字数減ります。

あとSakuからサクに変更したのは、今後ゲーム内で出てくるプレイヤーが多いからです。


「ふんふんふ~ん♪ 最初に、なにやろーかなー?」


 まずは探索? それとも、モンスターを倒す?

 それともそれとも、やっぱり最初は街に行く?


 鼻歌交じりに、あれやこれやと夢を広げてみる。

 色んなゲームをやって来たけど、私は一番最初の「初見で何をしよーかなー?」って考える時間が好きだ。

 まだ見ぬ世界に踏み出す一歩が、ワクワクする。


「ん〜、でも定石は探索だよね。前やったゲーム、最初のリスポーン地点付近に隠れアイテムあったし。なんなら、ストーリー終盤で戦う裏ボスが居たこともあったからね」


 そうなのだ。前にプレイしたとある死にゲー……。

 リスポーン地点の裏側をずっと行くと、裏ボスへと通じる隠れ小屋があったのだ。

 ネットで初めて知ったときなんか「リスポーン地点の裏側とか普通は行かないよ!」なんて常識に囚われていた自分が、なんと愚かで馬鹿なのだろうかと思った。


「今思い出しても、あれ見つけるの凄いよね……」

 

 ちなみに発見したのはフ〇ム民で、なんでも「ボスを倒して入手したアイテムと初めの村にある資料、そして地図にある地形の違和感から考察した」とのことらしい。

 

 いや化け物か!?

 さすが考察厨……恐ろしい……。


「ここら辺調べてみるか……無駄かもだけど……」


 はぁ……と溜息を吐いて俯くと、視界にUIが映った。

 

 ──【配信者ボーナスのお知らせ】──


「? 配信者ボーナス?」


 配信ってあの配信?

 陽キャが「うぇ~い!」ってしてるあの?

 いやいや無理無理。無理でしょ私には。


『ひゃじめまして! わわわわわ私は、サ、ササ、ササクと言いましゅ! よよよ、ヨロシクでしゅ!(チーン)』


 こうなる運命しか見えないもん。

 なんか、すっごい黒歴史作るイメージががが……!


「でもでも……ボーナスは、気になる、よね……?」


 私は"配信している私"という痴態を想像しながらも、配信者ボーナスという甘い蜜に誘惑されていた。

 ボーナスというからには、やっぱり、経験値アップとか色々な効果があるんだろうか?


「えーい! 見るだけならタダ!!」


 ポチ。


ーーー


 【配信者ボーナス】


〇獲得経験値二〇〇%アップ

▶︎配信している間、得る経験値が三倍になります


〇獲得レアドロップ率アップ

▶︎配信している間、レアドロップの確率が二倍になります


〇獲得ドロップアイテムアップ

▶︎配信している間、獲得したドロップアイテムが増加することがあります


〇全ステータスの補正

▶︎配信している間、全てのステータスに補正がかかります


〇特別な称号の贈呈

▶︎月末までの当ゲームの配信の中で、一番活躍されたプレイヤーには特別な称号を贈呈します


 ファンタジー・クロニクルでは、ゲーム内でのプレイをドローンで撮影することができ、外部の動画投稿及び配信サイトとリンクして配信をすることが可能です。

 そして当ゲームは後のeスポーツ化に向け、ゲームを盛り上げようキャンペーンを実施しています。

 その施策として、配信用の撮影ドローンシステムを無料で使用していただけます。


※広告をつけることで、収入も出ます


ーーー


「どっひゃあ──!? なんだこれは!?」


 獲得経験値アップ?

 獲得レアドロップ率アップ?

 獲得ドロップアイテムアップ?

 全ステータスに補正?

 特別な称号……は、別にいいか。


 なんて大盤振る舞いなんだ!

 こんなに倍率が働くなら、乱数の女神に泣かされなくて済むじゃないですか!!

 しかも、全ステータスに補正!

 どれくらい効果があるのか分からないけど、絶対助かるやつだよこれ!!


「しゅごい……配信者ボーナスしゅご過ぎる!!」


 うわ、めっちゃ欲しい。配信者ボーナス欲し過ぎる!


「あーでもでも、やっぱり配信はなぁ……んーでもでも、やっぱりこのボーナス、ゲーマーとして欲しいよね……」


 うわあああああああああ!

 どどど、どうすれば良いんだ私は!!


 もし、もしだぞ?

 もし配信して誹謗中傷を受けた日にはきっと……。

 

 私、めっちゃくちゃ落ち込むぞこれ!

 なんなら、りょーちゃんに泣きつく!

 そして多分、もうこのゲームやんなくなる!


「……あれ? でも、だよ……? 一体誰が……私なんか陰キャの配信を見るんだろう……? ──はっ!!」


 私は多分、IQが四百くらいある天才だ。

 数式が完成してしまった。

 

 陰キャ×ボソボソ声×初心者=誰も見ない!

 QED証明完了。ヨシ!

 つまりはこういうことである。


 ……………………悲しい。


「どうせ誰も見に来ないよね……?」

 

 でもでも、やっぱり誰かに見つけて欲しい……。

 そんな矛盾を孕みながら私は、鯵のように配信者ボーナスに釣られて、配信をすることに決めたのだった。


 が、頑張るぞーい……!

 待ってろよ~、私のボーナスたち!

ガチで悲しい証明完了QED。そして、やっと配信を始めることになりそうです。


サクのことを「おもしれー女」や、「かわいい!」と思ってくださった方は、是非感想コメント、ブクマ、リアクションのほどをよろしくお願いします。


めちゃくちゃ前のことではありますが、SFの日間72位ありがとうございました!みなさんの力で是非、サクの物語を1位にしてやってくださいね!

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