自己愛神ポルカフィフ都市伝説実行!
俺、黒川蓮花と青紫カエアンは、今、ドーナツ公園の砂場にいた。
「ポルカフィフの方は僕がやるよ。蓮花君はフィフの方をお願い。」
カエアンがアリの行列を見ながら俺にシャベルを差し出してきた。
「カエアンさん、、、」
「蓮花君がポルカフィフの方に行ったら、瞬殺されそうだしね!僕も蓮花君のその顔をみた瞬間殴りたくなるもん♥笑!」
「、、、、、、」
バカにされているのか優しさで言ってるのかわからなくなってきた。
まあ、優しさとして受け取っておこう。
「ありがとうございます、カエアンさん。そちらこそお気をつけて。笑」
「うふふ。喧嘩を売っているのかい?僕は君と違ってコミュ力高いから平気さ!」
「、、、、、、。」
「さぁ、始めようじゃないか!」
「はい!」
俺はシャベルを、カエアンはアリの行列を見つめ、、、
「「イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
ツライツライツライツライツライツライツライツライ
クルシイクルシイクルシイクルシイクルシイクルシイクルシイクルシイクルシイクルシイクルシイ
なんで僕だけ
僕は幸せになりたいだけなのに
君はーーーーーー」」
俺は一心にシャベルで穴を掘っていく
隣でカエアンがアリの行列を踏み殺している
「ママ〜!アレ何〜〜〜!!穴掘ってるのとアリさん踏んでるのが変な歌歌ってる〜!イタイ〜クルシイ〜??」
保育園からの帰り道であろう、一人の子供がコチラをチラチラ見ながら、母親らしき女性に尋ねる。
母親らしき女性は子供の手をひいて、そそくさとコチラを遠巻きに通り過ぎていった。
俺達に関わりたくないと考えたのだろう。
イカれた奴らだと思われただろうか、否、思われたであろう。
だが、違う
別に俺とカエアンがイカれた野郎なわけではないのだ。
おかしいのはポルカフィフ都市伝説の方である
しばらく掘ってると俺達は眩しい光に包まれた。