一話
戦闘系の百合少なくね??
強い女の絡みが見てぇんだ。
ロリではなく、大人の女性、クール系がな!!
ってことで暖かい目で読んでほしいな❤️
・・たくない・・・・
・・・・・ない・・・
死にたくない!!!!ー!!ーー
口の中に血と砂利が混ざり不快感で目が覚める。
すぐ真上で人の話し声が聞こえるが耳鳴りと合わさりよく聞き取れず、少しでも聞けるように耳を傾けた瞬間に腕をを引かれ立ち上がらせられた。
もちろん自分の体重を支えられるわけなく引き上げられたそばから下半身が無くなったように崩れ落ちかける。
そんな体を嫌そうに無愛想な兵士が支えた。
「・・・」
そのまま無言で石造りの建物の中へ引き摺られていった。
二度目の目覚めはさっきまで立つことさえ出来なかった人間とは思えないほど身軽にベットから飛ぶように立ち上がる。
「っっあ!お、おはようございます!」
とびきりの笑顔をこちらを見ている女性に向ける。
「・・・元気そうで何よりです。直ぐに持ち場に戻りなさい。」
そういうと感心を無くしたのか、視線を書類に落とした。
元気よく起きたものはいいが最近は少し体調が優れない。普段なら小一時間も寝れば大体の傷など治るが、不調が続いている。嫌な汗を気づかないふりをして病室を出た。
建物を出て先程倒れた中庭へ足を踏み入れた。
中庭で剣を振るっていた兵士達が一斉に視線を投げる。
その視線に居心地の悪さを感じながら笑顔を作る。
「ただいま戻りました!」
戻ってくるなり真ん中に立たされる。
手を顔の前に持ってきて握り拳を作り、足を一歩引く。
兵士の列から最近入ったであろう若い男が歩み出てきた。
男が睨んでくる。それに対してこちらも睨み返したら随分と不機嫌になったのが手に取るようにわかった。
「はじめっ」
無愛想な兵士が真ん中に立ち、声を張る。
その言葉がいい終わる前に若い兵士は踏み出し剣を顔に向かって勢いよく突き刺す。
一歩下がって剣身を殴る。横にブレた剣をなめらかに首を狙って横に振る。
その場でしゃがみ込み足払いをしようとした瞬間に足に目掛けて矢が刺さった。痛みに気を取られ、一瞬の間ができた。勢いよく剣を振り下ろし無防備な肩を切った。
少し後ろによろめきすかさず防御の姿勢をとるがそれよりも早く鎧を纏った足で顔面を思いっきり蹴られた。
ここからはもはや訓練ではなく、一方的な暴力だった。
蹴られてこけた所を馬乗りになり剣すら握らずに殴る。
その時に一瞬だけ目が合った。
「奴隷の分際で、睨んでんじゃねぇよクソアマ」
その言葉を最後に片目の視界が奪われる。
グチュっと不快な音と共に脳を痛みが支配する。
声にならない声で叫びながらこのばたつくが馬乗りに抑えられて動けない。
無愛想な兵士も周りの兵士も誰1人止める者もおらず
不正にも横槍を入れた弓兵も咎める者はいない。
「っっあ"あ"ああ"ああ"あ"」
必死に体を捩って痛みを逃がそうとするが若い男はニヤニヤと気色悪い笑みを浮かべて目に突っ込んだ指を動かす。脳が焼き切れそうな痛みに飲み込まれる。
気を失えは楽だろうがそれを許さないためか
強制的に起こされる魔法をかけられ続ける。
「不快だな」
凛と通った声が叫び声の中、耳にはいる。
片目の狭い視界の中に見えたのは若い兵士の首が飛ぶ瞬間だった。
その姿に痛みを忘れて魅入ってしまう。
美しい立ち姿に光を反射する白金の長い髪。獅子を模った鎧。
「ロ、ローズレイ様っ」
無愛想な男はローズレイと呼ばれた女性に駆け寄る。
しかし一瞥すらせずにこちらを見下ろしていた。
意識が飛びそうな痛みの中、ローズレイと呼ばれたその人を見上げる。
様付けで呼ばれていたから偉い人だろう。失礼の無いようにしなければと思いふらつきながら立ち上がり頭を下げる。ぼたぼたと乾いた土に血が染み込むのがわかった。その血の間にサッと腕が入る。
綺麗に鳩尾に拳が入り簡単に意識を刈り取られた。
読んでくれてありがとう。
更新頑張るわ
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