67/72
看守社会
学校のいじめっ子も、ふたりきりだと優しかったりした。
いじめられっ子ではなく、ひとりの人間として扱ってくれたりした。
結局、僕らは演じているだけなのだろう。
他の人に自分はこう見られている、他の人にあいつはこう見られている。
お互いを檻の中に閉じこめて、お互いに見張りあっている。
ほとんどの人が、そんなこと望んでいないはずなのに。
いつしか演じていることを忘れて、剥がせなくなった仮面は笑っている。
(文字数の関係で投稿できなかったので、同じ内容のものを再度掲載しています)
学校のいじめっ子も、ふたりきりだと優しかったりした。
いじめられっ子ではなく、ひとりの人間として扱ってくれたりした。
結局、僕らは演じているだけなのだろう。
他の人に自分はこう見られている、他の人にあいつはこう見られている。
お互いを檻の中に閉じこめて、お互いに見張りあっている。
ほとんどの人が、そんなこと望んでいないはずなのに。
いつしか演じていることを忘れて、剥がせなくなった仮面は笑っている。