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絶望にサヨナラ  作者: 桜瀬悠生
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パブロフの犬

 世の中、悪い人ばかりじゃない。


 誰かを平気で傷つけたり、馬鹿にするような人ばかりじゃない。


 いじめられるとはかぎらないし、いい人ばかりの可能性だってある。


 頭ではわかっているのに、心が不安を感じて身動きがとれなくなってしまう。


 誰かをいじめるということは、その人の将来にも影響を与えるということ。


 そのほかの誰かを傷つける行為も、同じように相手の将来に大きな影を落とすことになる。


 何度も殴られたことのある人は、誰かの手が伸びてくるだけで、


 殴られると思ってしまうようになる。


 実際には、握手を求められているだけであっても。


 消えることのない恐怖を抱えながら、癒えることのない傷と生きるしかない。


 過去の痛みに、いまも未来も痛めつけられていく。

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