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絶望にサヨナラ  作者: 桜瀬悠生
61/72

無自覚な支配者

自分は正しくて、相手は間違っている。


そんな思考に陥ったとき、手には正義の刃が握られている。


言うことを聞かない子供が悪い、だから自分は間違っていない。


思いどおりになるまで、容赦なく振りおろされる正義の刃。


流れている血さえも、相手のせいにして。


口を開こうともしなくなった臣下を前に、満足げにうなずく裸の王様。


そいつはきっと、誰の心の中にも潜んでいる。































(文字数の関係で投稿できなかったので、同じ内容のものを再度掲載しています)


自分は正しくて、相手は間違っている。


そんな思考に陥ったとき、手には正義の刃が握られている。


言うことを聞かない子供が悪い、だから自分は間違っていない。


思いどおりになるまで、容赦なく振りおろされる正義の刃。


流れている血さえも、相手のせいにして。


口を開こうともしなくなった臣下を前に、満足げにうなずく裸の王様。


そいつはきっと、誰の心の中にも潜んでいる。

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