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絶望にサヨナラ  作者: 桜瀬悠生
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Answer

 こんなことを言ってくれているけど、きっと本当は――。


 言葉の裏にあるものを想像して、自分で自分の心を傷つけていく。


 うっすらなぞっただけの傷痕は消えても、


 心の傷は深まっていくばかりで癒えはしない。


 傷だらけの醜い心を見つめては、


 自分の愚かさと弱さに吐き気をもよおしている。


 これから先、どれだけ歩いたとしても、何も変えられはしないのだろう。


 能天気なふりをしていても、その裏側には気持ちと言葉を隠している。


 自分がそうだから、他人もそうだと思ってしまうのだろう。


 もしも、ひと言だけでも伝えることができたなら。


 少しぐらいは、この苦しみを理解してもらえるのだろうか。


 その答えを、僕はもう知っている。

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