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絶望にサヨナラ  作者: 桜瀬悠生
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どちらにしろ

 どうして、こんなことをしたのか言ってみろ。


 ものすごい剣幕で怒られながら、僕は一生懸命に考える。


 記憶をひっぱり出して、なんとか答えを見つけようとする。


 でも、子供はすぐに忘れてしまう。


 覚えてないから、わからない。


 正直に言っては殴られて、罵声を浴びせられた。


 何年も前に貼ったシールのことで、激怒されたこともある。


 どうして、シールなんか机に貼ったんだ。


 黙ってないで、正直に言ってみろ。


 そのとき僕はまだ小学生で、その机は僕のものだった。


 僕は、口だけではなく心も閉ざした。

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