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後遺症
熱さや痛みが過去のものになっても、焼けただれた喉はもとに戻らない。
うまく笑えず、うまく話せず、うまく息ができず。
普通に戻れないまま、日々を生きていくことになる。
ひきつる笑顔、かすれる声、苦しい呼吸。
一生懸命ごまかして、誰にも気がつかれないよう隠す。
だけど、誰よりも自分がわかってる。
焼けただれて弱った喉では、もう走ることはできない。
僕にできるのは、うつむきながら歩くこと
(文字数の関係で投稿できなかったので、同じ内容のものを再度掲載しています)
熱さや痛みが過去のものになっても、焼けただれた喉はもとに戻らない。
うまく笑えず、うまく話せず、うまく息ができず。
普通に戻れないまま、日々を生きていくことになる。
ひきつる笑顔、かすれる声、苦しい呼吸。
一生懸命ごまかして、誰にも気がつかれないよう隠す。
だけど、誰よりも自分がわかってる。
焼けただれて弱った喉では、もう走ることはできない。
僕にできるのは、うつむきながら歩くことだけ。だけ。