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終着点
灰色の空の下、僕はあてもなく歩いている。
物語の結末が見えているのに、終わらせる勇気がでない。
ありもしない希望を待っているのだろうか。
それとも、絶望に呑まれるのを待っているのだろうか。
待っているだけでは、結末は変わらないのに。
子供のころから、ずっとそうだった。
用もないのに家を出ては、あてもなく歩き続けた。
その結果、僕はいまも灰色の空の下にいる。
いつか倒れたとき、そこが終着点になるのだろう。
(文字数の関係で投稿できなかったので、同じ内容のものを再度掲載しています)
灰色の空の下、僕はあてもなく歩いている。
物語の結末が見えているのに、終わらせる勇気がでない。
ありもしない希望を待っているのだろうか。
それとも、絶望に呑まれるのを待っているのだろうか。
待っているだけでは、結末は変わらないのに。
子供のころから、ずっとそうだった。
用もないのに家を出ては、あてもなく歩き続けた。
その結果、僕はいまも灰色の空の下にいる。
いつか倒れたとき、そこが終着点になるのだろう。