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絶望にサヨナラ  作者: 桜瀬悠生
3/72

サンドバッグ

 とある新聞記事で読んだことがある。


 親は子にとって、衝撃をやわらげてくれるクッションだと。


 外からの衝撃を吸収して、壊れやすい子供の心を守ってくれるらしい。


 だけど残念なことに、そのクッションは僕の人生にはなかった。


 すべての衝撃をひとりで受け止めて、ひたすら我慢するしかない。


 親からのものも含めて、ひび割れるように壊れながら死を考えながら。


 それでもきっと、衣食住の安定があるだけマシなのだろう。


 この世で一番不幸な人間だなんて思えるほど、僕は幸せじゃない。 


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