表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望にサヨナラ  作者: 桜瀬悠生
24/72

蜘蛛の糸

 僕が、唯一見つけることのできた希望の光。


 それは、この世に別れを告げるということだった。


 悲しくて涙が出てくる、僕にとっての蜘蛛の糸。


 それをのぼることでしか、僕はこの地獄から抜け出せない。


 その先にいるのが、お釈迦様ではなく閻魔大王でもかまわない。


 どうせ神様も仏様も、僕のことなんて気にかけていないのだから。


 それが嘘だというのなら、この瞬間に僕を連れ去ってほしい。


 臆病な僕には、蜘蛛の糸に手をかける勇気もないから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ