魔法の特訓そして・・・
続いて読んでくださりありがとうございます!
今回は長めです!最後までお楽しみください!
私はある日、家を抜け出していた。
「う~んこの辺でいいかな?」
今私はメゼルの森にきています。
※メゼルの森とは、魔物や精霊と言ったファンタジー生物がいるところである。
何故私がメゼルの森に来ているかというと。
(魔法をせっかく使えるんだから鍛えよう!)
と、思ったのがきっかけである。
私はもともと回りの様子をうかがったり、気配を消したりするのが得意だったため難なく家を抜け出せたし、あの時のお陰で痛みを感じにくいので万が一怪我しても多少は大丈夫なのだ。
と、そんなことを考えながらしばらくあるいているとなにかが近づいて来る気配がした。
私はとっさに家にいたときに使っていた索敵魔法でその気配の正体を確認した。
(アルマドュラか確か熊っぽい魔物のはずだから狙いやすいし皮膚も固いからいろんな攻撃魔法を使えそうだな)
そんなことを考えたいるうちにアルマドュラが目の前まで来ていた。
(よし!じゃあ、あの魔法からやってみよう)
私は氷の刃を思い浮かべたそして・・・
《アイスブレイド》
瞬間、私の回りに氷の刃が浮かび上がりアルマドュラに向かって突き刺さった。
アルマドュラはそのまま倒れ絶命した。
(おお~結構な威力が出たな、一発成功で無詠唱、後もう少し威力を制御できたらいいかな、護身用にもなるしあの時みたいにやられっぱなしで大切なものを守れなくなるのはもう、嫌だから)
「どうせたったら剣もやってみようかな?」
そんなことを考えながらアルマドュラの死骸をまじまじと見ていた。
(これどうしよう?確か素材にはなるはずだから後で変装でもして売りにいこうかな)
その後しばらく魔物を狩っていった。
それから一年が過ぎ-------------
私は11才になったあれかな魔法の腕もめきめきと上がっていき今ではAランクの魔物を倒せるようになった。
※ランクとは、魔物の強さのクラス分けでありAが最も強くその後B C D の順で弱くなっている。
ただいま私さらわれております。
何故こんなことになっているかというと・・・。
私はいつものようにメゼルの森にきていた。
だがいつもと違うことが一つだけあった、それは近くに止まっていた王族専用の馬車の存在だ。
(何故ここに王族の馬車が?)
気になって近くによってみたそのとき、
「おい!まだ子どもがいたぞ!」
いきなり後ろから声が聞こえて振り返ろうとしたが布でなにかを嗅がされそのまま眠ってしまった。
目を開けるとそこには見覚えのない自分と同じくらいの男の子が私の顔を覗きこんでいた。
「わ、わ!」
「しー、黙れ監視に気づかれる」
「あ、」
私はとっさに口をふさいだ。
回りの状況を確認しながら男の子のほうを見た。
「あの、あなたは?」
「ああ、俺はレオン=ルグル=メルゼスだ」
「え」
今この人メルゼスって言ったよね、国名なのってるってことはこの人まさか・・・
「お、王子殿下・・・。」
「ああそうだ、だが情けないことにとらわれてしまったがな。そういうお前は?」
「私はセレミナ=ルーハイドと申します。」
「そうかあの、堅物団長が自慢してた娘か」
レオン王子はそう言って見定めるような目で見てきた。
(ああ、この目あの人が連れ込んできた奴等と同じような見かただ)
あの人はよく知らない男性を連れ込んできては朝まで部屋に閉じ籠っていた。
男性たちは、私をよく見定めるような目で見てきた、前世の私はそこそこ容姿は良かったためあの人がいない間私に言い寄ってきたことが何度もあった。
(ううん、もうこの事は忘れよう)
「まずは、ここから逃げ出さなくてはいけませんね」
私はそう言うと辺りを見渡して索敵魔法を使った。
(ここの近くには大体5~6人くらい居るのか、ここから出てすぐに走れば大丈夫だろうけど私は長めのワンピースできちゃったからな~なんか服を変えられる魔法が無いかな?)
私はしばらく考えたするとレオン王子が・・・
「お前は俺と二人っきり出なんとも思わないのか?」
「え、あ!いやあの、えっと・・・」
(そえいえばそうだった!なんできずかなかったんだろう、というかその前にここから逃げる手だてを考えなければ!服を変えられる・・・そうか!変身魔法だ!)
《変身魔法[女性軍服]》
私は女性用の軍服姿になった。その様子を見ていたレオン王子が目を見開いていた。
「レオン王子、今からする無礼をお許しいただけますか?」
「あ、ああ」
「ではこれから脱出作戦を開始します」
そうして私達は、脱出作戦を始動したのであった。
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(*- -)(*_ _)ペコリ