お前は誰だ?
お父様とお母様が出ていった後。
(まず私のことを、紹介しよう私の名はセレミナ=ルーハイド年齢は10才伯爵家の長女でここは、メルゼデス王国というところだ)
そして私は、あることに気づいたそれはもうすぐ魔法の適性検査があるということだ。
適性検査は受けるか受けないかは自分で決められるためどちらでもいいのだが私の家は受けることになっている。
「適性検査か、なんか憂鬱だな」
(初対面の人に会うことが私的には初めてだし誰かに見られているのもあの事を思い出してしまってちょっと怖い)
コンコン―――――
「お嬢様、お夕食の準備が整いました」
「ありがとう、すぐいくわ」
私達は、一緒に食事をとるようにしている、だが一つ気になることが。
お父様はあの後何度か私の部屋に来ていた色々と質問されたが答えるたびに真剣な顔になっていっていた。
(何か私は、変なこといったかな?)
そんなことを考えながら私は、食堂に向かった。
扉を開けると神妙な顔をしたお父様とお母様がいた。
「セレちょっと話があるいいか?」
「?はい」
(話しってなんのことなんだろう?)
そんなことを考えながら私は席についた。
「さっそく本題から言おう、お前は誰だ?」
「え?」
突然の質問に私は困惑した。
「あなた、やっぱり間違えよセナはセナだわ」
「どうなんだ?」
「あなた」
(私は誰なのかそれは、私が一番知りたいでも)
「私はセレミナです」
「ほら、あなたの勘違いじゃ...」
「ですがセレミナではありません」
正直に話そうこれでまたあの時と同じようなことが起こるのだったら。
(その時は、その時だ)
私は覚悟を決めた
「私には前世の記憶があります」
「前世の記憶か、して前世とやらのお前はどんな風に過ごしていたのだ?」
「はい、私は前世に親から虐待を受けていました......................................ということです」
私は全てを話した。
「そうだったのかすまないな急にこんなことを聞いてしまってさぞ辛かっただろう」
「いえ」
「むしろこの話を聞いてくれて少しスッキリしました」
「本当に辛い目にあったのね本当、辛い目に..」
お母様は話の途中から泣いていた。
それからと言うもの両親は過保護になった。
適性検査の日、
「今日は適性検査の日よどんな適性検査になるんでしょうね!」
(本当どうなるんだろうまあどうでもいいか)
私は適性検査を受けに部屋に入っていった。
部屋の中には、検査用の石板の横に男性が立っていた。そしてその後ろの方にもフードを被った人がいた。
(あの人だれだろう?)
私はそんなことを考えながら石板の前に立った。
「では検査を始めます」
フードを被っていない方の男性がそう言って私に説明をした。
「では、触れてください」
石板に触れたその瞬間突然光だした。
私の目の前にメニュー表示が現れたそこには...
――――セレミナ=ルーハイド―――――
種族 人族
属性 5属性+光、空間
称号 転生者
神に近し者
****の***り
その結果を見たフードの男が笑った。
しかし誰も気づかない
適性検査は、検査を受けている本人しか分からないだがその男はみえているかのように笑ったそしていなくなった。
(誰、だったんだろう?)
適性検査を終えた私はあの時のフードを被った男の事を考えていた、そして謎の称号のことも。
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