プロローグ
前髪をなくした勇者の変な話です。
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暇つぶし程度に読んでみてください。
いきなりだが俺は異世界転移されてここに来た。
16歳の秋気づいたら見知らぬ地にいた。
ランク制度があり俺はランク1で異世界に放り出されたのだ。
聞けばここは少し変わった魔力の持ち方をすると言う。
魔力を右腕につけるもの、足に纏わすもの、武器に宿すもの、皆が多用の使い方で魔力維持をしている。
魔力の鍛え方も不思議なもので………
右手に魔力を宿すのならば腕立てで腕を鍛えれば魔力は上がる。
スクワットで鍛えれば足に宿す魔力が強くなり。
武器を何回も使い、古くなったら武器の強度を強くして魔力をあげる。
――つまり、この世界は努力=魔力なのだ。
ギルドでどこに魔力を宿すのか申請できる。
その場の状態が魔力1となる。
冒険者たちは考えた。申請時が1の状態なら、赤ん坊の頃から申請すれば勝手に魔力が向上する。
当然である、体は勝手に成長するのだ。
しかしどうだろう、異世界転移した俺の腕はそこそこ育っていて、足もそこそこ、武器は木の棒今から申請したところで周りには追いつけない。
俺は考えて考えて考えた。
結果。俺は前髪に魔力を宿した。
前髪が伸びるたんびに俺の魔力は上がり続けた。
俺は強くなった。2年足らずで魔王討伐目前まで迫った。
現実は甘くなかった。日陰で居眠りをしていたらあんなことになってしまったんだがら。