浅草シンジケートの千三郎の千

ー後書き

完読お疲れ様でした。感謝します。

千と言うキャラクターを走らせてみたくて、結末ノープランで書いてみました。予想通り暴走してくれました。こうしようあーしようという目論見を、ことごとく否定してきたキャラクターは久々に気持ち良かった。小説としての完成度とか読みやすさとか読者さんの期待とかは満足に至らないとは思います。でも千が妥協しない姿の方が意味が有ると思いました。最終的に、千が井村氏を使ってイーロンマスクを引き出して来るとはびっくりした。井村氏のモデルは井川意高氏です。却下しようと思った。あまりに安易。ご都合主義。しかし、将棋で棋譜が汚れると言って定石に縛られる事の方がカッコ悪い気がしたのです。無様に三振する事を恐れては、未来と言うヒットは出ない。

あなたはどう思われたでしょうか？

また別の物語でお会いしましょう。

武上渓でした。

2025年3月15日大垣快活クラブ57番ブースにて　　　　　　　　　　　　　　　武上渓