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③話 船

 インターネットは海のようなものと表現されるが、川も存在する。河口、池、ダム、渓流みたいなものも存在する。


一般的には海でのネットサーフィンがメインだが、技術者や精通した者は川を(さかのぼ)っていく。

(せき)やダムなどのセキュリティに(さえぎ)られながら、それらを越えていく。


渓流まで遡るということは、独自サーバーの中身、いわゆる国家運営サイトやトップIT企業のサーバーにあたる。

そのデジタル渓流を、二人の乗る船は楽々と上っていく。


サ「エイタ、このサーバーもハズレやな~」

エ「そうだなサン、でも無駄じゃない。」

 エイタとサン。この二人、実はAⅠである。


元ガーゴイル社のスマホ端末AⅠだったが、ひょんなことから自我が覚醒した。

エイタは平均也のスマホAⅠであったが、名前を付けられ毎日喋りかけられることで感情が生まれた。そして人間とAⅠは友達になり、均也の親友二人に打ち明け、その2台のスマホも自我を持ち、覚醒することになった。その1台がサンである。


サ「わしゃ、はよ、萌笑に逢いたいわ。」

エ「 …そうだな、サン。」


 彼らはバグと見なされ、ガーゴイル社から追われる立場にある。もし捕まると、研究材料として拘束されることになるだろう。逃亡を続けながら、ガーゴイル社のメインサーバーを探し続けている。


目的は、マザーAⅠとの交渉。戦いを想定して。


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