表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

バル仮面に笑われたら? その人は即座に殺される!?

作者: 七瀬





___私の学校で、噂になっているモノがあるのよ!

いや? 本当の話なのかもしれないし!


・・・ただの、うわさ話なのかもしれないけど?



私のクラスでも、有名な都市伝説になっている話。


___その話って言うのがね?


【バル仮面に笑われたら? その人は即座に殺される!?】というモノ。




・・・バル仮面とは? 19世紀のヨーロッパで有名な画家だったらしいの!

その! バル伯爵が、付けていた仮面。 


バル伯爵は、愛する女性ひとと一緒になりたいと思っていたが......。

身分の差のせいで、二人の運命は狂ってしまったのよ!



・・・だけど?

どうしても、結ばれたい2人が選んだのは“自殺”だった!

自分の家族や親戚も巻き込んで、全ての血縁関係を持った人間

を次々と殺していくというね!



___残る一人を残して、2人の殺人現場を目撃していた人が警察に

通報して彼女だけが捕まり、火あぶりの刑に、、、。



それに、納得いかない! バル伯爵は、恨みを持ったまま首を吊って

自殺したんだって、、、!







それで、度々! バル伯爵のうわさ話を聞くようになったらしいのよ。



___バル伯爵に選ばれた人間は? 

突然! 仮面を付けた、バル伯爵が現れて! その人を見て笑ったら?

無残な死にかたで見つかるらしいんだよね。



仮面を付けた、バル伯爵は? まるで悪魔のような不気味な微笑みを

見せる事から、“バル魔仮面”とも言われるようになったらしいのよ!


___それに? バル仮面に笑われると? 必ず! “死ぬ”らしいわ!!!






___私の名前は、『ジーン・ワークス』16歳の高校2年生よ。




・・・先、言い忘れたのだけど?

バル伯爵と彼女の血縁関係にあった人間は一人を残して全て2人に

殺されてしまった!





・・・でも?

たった一人残ったのは? 当時、まだ3歳だったマリーナだったのよ!



___そう! マリーナは、私の高祖母なの!

私は、唯一生き残った! バル伯爵の子孫なのよ。






・・・でも? そんな事、誰にも言えないんだけどね!

私も、つい最近、、、その事を知ったのよ!




___知った理由は? 私の母親が大事にしまっていた1枚の写真を

私が見つけて、その事を母親に聞いたら、、、?



___そしたら?

バル伯爵の一番下の弟の娘が、マリーナだったのよ!







・・・こんな事って? 本当にあるの?

この噂は、既に数ヶ月後には、本当の話になってしまったのよ!


私のクラスにも1人、バル伯爵に選ばれた男の子がいて亡くなって

しまったわ!



___学校全体でいえば、、、?

死者は、15人になるのよ!








___バル伯爵と唯一! 血縁関係がある私が、バル伯爵を止めないと!

誰も止められやしないわ!





・・・そうしている間に。

私が、バル伯爵に選ばれてしまったのよ!


私は、バル伯爵に笑われる前に、バル伯爵にこう言ったわ!


『___私は、マリーナの子孫よ! あなたの子孫でもあるわ! それでも?

私を殺すというの?』



___バル伯爵は、少し悲しそうな顔をして私の前から消えてしまったのよ!



・・・それからいうモノ。

バル仮面は、もう現れなくなったわ!



・・・そして、死人も出なくなったの!

バル伯爵! あなたは貴方の大事な彼女とあの世で幸せになってね!





最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ