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勇者(災害)現る

「リュッ………リア様」


「おはよう、メリア、やっと愛称で呼んでくれたね。」


とりあえず、メリアの好感度をあげるために愛称呼びを頼んでみたのですが、顔を赤らめたどたどしく呼んでくるのもとても可愛らしいです。


「本当にこのお洋服で公務なさるのですか…?」


「え、うん、そうだが。」


森精種の森には騎士団と軍があります。折り合いがあまり良くないのですが、戦いの際は協力して森を守ります。

私が持っていたのは軍服でした。


「似合わないか…?」


「いっ、いえ!ですが、女性として、、」


軍服も〇わりのセ〇フとかのみたいで可愛いんだけどなぁ、と思うのですが、それを言ってもわからないと思うので、無言でメリアの頭を撫で、剣を下げ部屋を出ました。


顔が赤かったのですが、熱でもあるのでしょうか??


やけに長い廊下を歩かないと行けないのがとても面倒なので次は部屋の窓からのショートカットを使おうと思いながら歩きます。


勇者がここに近付いているらしいと情報を聞きました。すごいイケメンらしいです。

イリシアとかのほうがイケメンに決まってますがこの話は置いときましょう。


いろんな種族の女たらしこんでるらしいです。このゲームギャルゲ要素もあったのかとテーマの多さに呆れました。


「ねぇ聞いた?人間の男が森に入ってきたらしいわ。」


「えっ、やぁね冗談はよしてよ、、」


「なかなかの色男だって」


「えぇ、、」


侍女達が勇者の話題を話していてたので影で聞いていると、なるほど、勇者は私の嫌いな陽キャですね。


ふざけんなリア充爆発、、おっと、失礼しました。


今日、王室に呼ばれたのはこの為でしょうか。

だとしたら最悪です。


「失礼します、リューリア・エルブンガルドです。」


「リューリア、入れ。」


「失礼しまっ、、す。…」


勇者がいます。驚きすぎて言葉使いがおかしくなりました。勇者のアバターは身長185cm、髪色グレー、健康的な白く輝く肌、イケメンの代名詞って感じの王子様系ですふざけんな。


「貴女がリューリア第2王女、、なんとお麗しい、、」


「っし、、、あぁ、どうも、」


死ねとか言いそうになりましたキモイです。

なかなか引き攣った笑みを浮かべそうなので真顔になることにしました。

後ろの他種族美少女にめちゃくちゃ睨まれてます。獅子族の美女には噛み殺されそうです怖い。


「殿下、私はこの者に挨拶をしに来ただけですので、失礼します」


「もう行ってしまわれるのですか?、まだ話したりません」


「すまないが、私は公務がある。失礼する。」


ひとまず逃げることにしました。他種族美少女達の目線がとてつもなく怖いです。

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