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【第二部】クロエの美しい思い出の断片  作者: Sakusaku


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プロローグ 2: ファンの夢

 ◆◇◆


 あのステージは…まばゆいばかりだった…特にこの魔法の世界では…「壮観」という言葉がまさにぴったりだ…


 もし前世のクロエがこれを見たら…きっと1万円賭けてもいい、悲鳴を上げて気絶するだろう…


 不思議な次元のポータルから発見された発明品、黒と白の光るスティックが空を舞う…


 カチッ…カチッ…カチッ…ヒュー…


 漆黒のステージからピンク色の煙が立ち昇る…


 目の前を轟く機械音…歓声と叫び声が辺り一面に響き渡る…


 ヒュー…木製のステージが持ち上がり…そこには…無数の星よりも美しいものが現れた…


「エミリタン!!!!!!」


 何百人もの若者たちが、何の取り決めもなく一斉に叫んだ…


「ハロー!!!♡ 愛するファンの皆さん…今日は何をしましょうか?」


「一緒に歌って踊りましょう!!!!」


「その通り!!♡ じゃあ…始めよう!!」


 ジャポネという国は、世界中の商人や人々が憧れる国である理由は何でしょうか?


 世界で最も学習と発展が速い国として知られてい…


 幾度もの内戦を経験しながらも、わずか20年で復興を遂げた国が、他にどこにあるでしょうか?


 ジャポネは芸術、文化、そして卓越した技術で有名です…世界中の人々にとって楽園であるのも当然…


 そして、この国を象徴するもう一つのことは…


「君を目にしただけで…胸がドキドキする♡♡♡♡!!」


 それがアイドル…


 約20年前…内戦終結後、ジャポネは復興を始めました。その頃、不知火王家は異世界から物資をもたらす次元ポータルを発見した…彼らはそれらを研究し、国の復興に役立てた…


 彼らが手に入れた物資は非常に貴重なものだった…通信機器、ジャポネ語に似た文字で書かれた雑誌、その他多くのもの…


 もちろん…アイドル文化もその一つだ…


 ジャポネの外見を例えるなら…明治時代の日本とスチームパンクアートが融合したような感じ…


「おおっ!可愛い!」


 そして今歌っているアイドルは…エミリタン…


 彼女は江戸でトップクラスのアイドル…みんな彼女を愛している…


「すごい…あぁ…」


 多くの若者が彼女を見つめている…しかし…


「へへ♡」


 彼女はステージ前の若い男性にウインクした…周りの人たちも熱狂的に歓声を上げた…


 若い男性の視線はエミリタンに釘付けになり…彼女も誰よりも頻繁に彼の方を見ていた…


 若い男性はこれまで彼女ができたことがなかったので…憧れのアイドルが自分を意識してくれていることに嬉しく思った…


 二人は何度も見つめ合った…そしてある決断をした…


 彼女の後を追ってみよう、と。


 イベントが終わった後…彼は舞台裏の路地で彼女を待っていた…


 彼女が彼の元へやってきた…変装していた…


「こんにちは、お兄さん♡」


 彼女の声はとても魅惑的だった…


「あ…はい…」


「ふふ…可愛い…」


 彼女は彼の手を取り、路地へと歩いていった…


「えっと…初めて会った時からずっと君に惹かれていたんだ…だから…だから…君が好きなんだ…エミリタンが好きなんだ…」


 青年はぎこちなく少女に自分の気持ちを告白した…


 少女は微笑んだ…


「ふふ…本当?…嬉しいわ♡」


 彼女は彼にどんどん近づいてきた…


「…あ…あの…」


「ねえ♡、お兄さん…何か…気楽なことを…しない?」



 魅惑的な誘い…あの声…あの仕草…青年はますます彼女に惹かれていった…。


 そう、そう…そう、そう…。


 彼女はゆっくりと…優しく青年の体を撫で…そしてゆっくりと彼の首筋に顔をうずめた…。


「あら…童貞なのね…」


 彼女の手が彼の股間に触れると…何かがゆっくりと動き始めた…。


「ふふ…」


 彼女はスカートの中に手を滑り込ませ…薄い布切れを一枚取り出した…


 ゆっくりとパンツを脱ぎ…若い男に見せた…


「…濡れてる…」


 見れば見るほど、彼は興奮していった…


「じゃあ…こっちへ…」


 少女は若い男に顔を近づけ…そして二人の唇が触れ合った…


 若い男のキスは甘く…まるで夢のようだった…


 しかし…


「えっ…?」


 少女が顔を離した時…彼は何かがおかしいと感じた…


 彼女の口の中に…何か入っていた…


「あ…あ…」


 なぜ彼は声が出ないのだろう…?そして、あのキスは…若い男にとって最後のキスになるのだろうか…


「あ…あああ」


 青年は思わず叫び声を上げた…なぜなら、彼が見たものは…


 自分の舌が…彼女の口の中に…


 誰もが憧れるアイドル少女が、キス中にどうして彼の舌を噛みちぎったのだろうか…?


「うるさい…」


 彼女は自分のパンツで青年の口を塞ぎ、叫び声を上げさせないようにした。「わかる?…私があなたにこんなに魅惑的な視線を送る理由…それは、あなたが美味しいから…」


「うっ!うっ!うっ!」



 青年は助けを求めて叫ぼうとしたが…声は出なかった…。


 エミリタンはナイフを手に取り…ゆっくりと…青年の肉を少しずつ切り刻んでいった…まずは腕から…そして…


 彼女は青年の目の前でその肉をむさぼり食った…それを見た青年は抵抗しようとしたが…女は彼に跨がった…


 彼女は華奢に見えたが…青年を容易に抑え込むことができた…


「んん…んん…」


「黙れ…」


「うっ!!」


「やめないのね?」


「ううううう!!」


 ドスン…刺すような音が肉に擦れる。ドスン、ドスン…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…チュッチュッ…

 何十万もの傷……少女は楽しそうに笑いながら生気のない体にそれを刺した……時には刺し……時には楽しみのために肉を切り落とした……。


 彼女は人肉を喰らう……この黒髪ツインテールアイドルは……自分に夢中なファンの肉に執着する……。


 愛がどれほど素晴らしいか知っていますか...あなたを愛している人の味を味わうとき...それは本当に最高の感情です...


 それで彼女はずっとそうしてきた……それ以来……。


「その音は何?!」


 路地の入り口で警備員の音が響いた……少女は迷わず……すぐさま暗闇へと逃げ出した……。


 でも明日からは……君は死体になるんだよ……。

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