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~拝啓~今の自分へ  作者: 玉野 輝
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~拝啓~今の自分へ(2)

夕方になりお母さんに呼ばれた走は一体何をするのだろうか。気分が浮かない走だがどうしてだろう?

走は中学校の制服に着替え始めた。1日パジャマで過ごしていたため制服に着替え終わったときはとても重く感じた。

「着替えれた?それじゃあ行くよー」と夕飯を作り終えたお母さんに押し出されるように家から飛び出た。車に乗って学校まで向かう。この向かう途中の時間が一番苦手だ。向かっている途中、赤信号で止まっているとき同じ中学校の生徒が横断歩道を渡っていた。僕は朝から学校に行けない代わりに、みんなが帰ったタイミングに、すれ違いで夕方に学校に登校しているのだ。そして登校すれば、遅刻扱いとして成績に反映されるのだ。渡っている生徒と目が合ったような気がして、座席にうずくまって隠れた。「大丈夫だって、何も心配ないよ。」とお母さんは声をかけてくれるのだが、僕にとっては人生の終わりに等しい。青信号に変わり車が進み出した。いつもの見慣れた光景、だんだん学校に近づいてくると動悸が激しくなり、お腹も痛くなってきた。行きたくない、行きたくない…と心の中で叫んでも現実は厳しく学校に到着した。到着してしまうと後戻りはもう出来ない。

「行ってくる」と疲れた声でお母さんに言うと「行ってらっしゃい」と笑顔で返された。車から降り、重い足取りで中学校の扉を開けた。今日は早く帰れるかなとか思いながら上履きに履き替え、職員室に向かった。担任の先生を呼んで一緒に教室まで向かった。教室に入ると自分の机の中を確認する。中には、その日の授業で使われたプリントや、連絡網のプリントがたくさん入ってた。「今日はたくさん勉強したんだな…また置いてかれる」なんて思いながらプリントをまとめていると、先生が今日どんな生活をしてきたのか聞いてきた。適当に答えて最低限の会話をした後、連絡事項を聞いて学校を後にした。今日1最大の出来事を乗り越えた僕は歌を歌いながら家に帰っていった。

無事に夕方登校出来た走。家に帰った走の時間はここからだった。一体どんな行動を取るのだろうか!?次回に期待!!

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