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閑話 鈴木士郎の日常


俺は昔から、人と話すのは得意だった。特に高校に入ってからは、話があう奴がいた。結城りくと、それが彼の名前だ。


△□△□


俺はいつも通り、幼なじみの朝比奈雪音の家へとより学校へと向かう。


「はぁ、暇だなぁ…なにか面白い事無いかな。」


俺が言うとすぐに雪音は、「暇って事は平和ってことなんだしいいんじゃなぃ…?」と言い返してくる。


「確かに、暇って事は平和でいいのかもな…けど何も無いってのもな。」


俺が言うと、雪音は頭に手をあて考える。そしてにこりと笑いながら言う。


「確かに少し暇かもね…まぁ僕は今の暇な日常も大好きだけどね」


なんて事を話していると、学校についた。

教室の前まで行くと、俺の親友結城りくとが、ちょうど教室に入ろうとしていた。よし、今日も言うか。


「よぉりくと…ん?どうしたんだ元気ねえじゃん、もしかして好きなやつに告って振られたか?」

と俺は毎度同じセリフを言う


「なんだ士郎か…毎回言ってるが俺は好きな奴とかいないって…」

と、りくとはいつも通りの返事をしてきた。


「やぁりくと、おはよう!いつも士郎がごめんね…」

と、軽く謝罪をすると雪音は教室に入って行った。


「いや、大丈夫だよ、いつもの事だしね…っとそろそろ時間だし席に着こうか」

りくとがそう言って時計を指さす、


「ったくりくと…もう少しリアクションしてもいいんじゃないか?」

と言いつつ俺は、席に着く

「はぁ…あのねぇ士郎約1ヶ月も言われれば慣れてくるんだよ…」


(そんなもんかねぇ…)と思いつつ俺は、ロッカーに鞄を預け自分の席に座る。

「ほら…席につけぇ」

とうちのクラスの担任、長島桜はいつもの様にやる気の無いような声で、教卓に手を置き言う。


少しの間『ぼー』っとしていると、りくとが桜ちゃんに注意されていた。因みに桜ちゃんとは俺が勝手に呼んでいるだけである。


りくとが、桜ちゃんに注意されているのを少しの間、にやけながら見ていたら。


『キ〜ン』と耳に響く音と共にスピーカーから声が聞こえてきた。


「『マイクのテスト中、マイクのテスト中』あ〜、聞こえますか?私はゼウスです、そちらの世界では神と呼ばれる存在です。おっと、本題を話そうか。早速だけど異世界に召喚されたみたいだから頑張ってね…!あ、時間が…この世界に戻る為には魔王倒す必要あるみたいだから、頑張ってね!」


『プツン』と放送が終わる、その瞬間に周りが騒ぎだす。

「は?異世界召喚ってなんだよ?」

「ねぇ、今の声校長じゃないの?」

「チート能力キタコレ」

「エルフ!エルフ!」

「てか魔王って言ったか?神様が倒せよ…」

「自称神、うけるでござる…デュフフ」


何故だろう、異世界と聞いた瞬間にエルフが思い浮かんで、「エルフ!エルフ!」と言っていた。みんなが騒ぎ出した後に教室の床が光り出す。

って眩しい、俺は思いきり目を瞑る。

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