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オリエンテーション

講義を始める前に、皆さん、この東京魔法大学への御入学おめでとうございます。


私はこの「魔法学入門」の講義を担当させていただきます、真島真理(まじましんり)と申します。


この科目は入学した一年生が学科問わず全員受ける講義になってます。ということで、すごい人数ですねぇ。


この講義室はここ東京魔法大学、略して東魔大で一番大きい講義室になっていまして、ざっと300人は座れるようになってるんですが、教卓に立って皆さんを見渡すとやはり素晴らしい眺めです。


あ、さきほど一年生全員が受けると言いましたが、さすがに一度に全員が受けることができるほどの講義室ではありませんので、3つのコマに分けて同じ講義を行っています。


そしてこのコマでは男子がかなり寄せ集められてるみたいですね。魔法工学科の学生が多いのかな?さすが工学系は男子の巣窟になってるみたいですね。まぁでもそんなことでやる気が無くなるほど女性に飢えているわけではないので、真剣に講義を行っていきます。本当ですよ、安心してください。



さて、次にこの講義で行う内容について説明していきたいと思います。この講義では、東魔大でそれぞれが専門的なことを学び、研究をしていく上で、知っておくべき基礎的な知識をかなり広い範囲で学んでいただこうと思っています。


皆さんはおそらく高校や中学では魔法について自分で調べたりしていると思います。


今の日本の大学受験は国語数学理科社会といった学問の出来不出来で合否を決めているわけですから、この大学に入りたいと思う人が大学受験に関係のない魔法の勉強をしないわけないですから。


……ですよね?



あ、そういえば、最近若い人の間で「異世界もの」の小説が流行っているらしいですね。主人公が突然異世界に飛ばされてチート魔法で世界を救うだとか、そういう類の小説が人気なんですよね。そういう所でも魔法の知識というのはどんどん蓄えることができますので読んだことない人はおすすめしますよ。はい。


で、何が言いたいかといいますと、皆さんは色々な所で魔法の知識は得られていると思いますが、その常識的な知識以上の、もっと深いところまでその知識を広げてもらいたいのです。大学で学ぶ以上はやはりそうしないと勿体無いですよ。


ですがやはり魔法学「入門」ですから、それほど難しい話はしないでおきますね。退屈な講義にならないように私も努力しますんで。深くまでいくのが知識じゃなくて眠りになっては意味がないですからね。


はい、ここ笑うところですよ。



閑散とした笑いが起きた所で今回はここまでにしておきます。

皆さん履修登録は忘れずに行ってくださいね。







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