嫁さま側の話
魔大陸から見て、日が昇る方角にある群島は、大小様々な島が百と八あります。
そのなかでも、環藤という島は異彩を放っておりました。
――だって、この島、動くんですよ? 普通、島は動きません。ええ、動きませんとも。群島の島々でも、動いてしまう島というのはこの環藤だけですね。
環藤という島は、さほど大きくはありません。おおよそ一日で、島を一周できるくらいの大きさでしょうか。
しかし、群島の各島々の周囲を回るように、ぐるりと周回したかとおもえば、じぐざくに動いたりするんですよ、この島。
環藤という島は、ゆえに群島の各島々と交流が途絶えがちであります。だって、訪れるにしても……島の場所は常に定まらず、なかなか停止せず、船のように海洋を動き続けることもあるため、船では渡れないのですね。
はい、ここで問題です。
――島を訪れる場合、どうやって訪れたら良いのでしょうか。
答えは手段によりいくつかありますが、一般的な正答をお答えするとしましょう。つまり八割の訪問者が選び、用いる訪問手段ですね。
――それは、ずばり。
「……きぃやああああ、降ろしてぇええええっ?!」
ほら、聞こえませんか?
此度の訪問者も、例に漏れずその訪問手段をとったようで。
その訪問手段とは、空から、です。海から船で渡れないのならば、ね? 空から、しかありませんよね!
「――オロス? オチル? ……オトス?」
……乗客は落としてはいけませんよ?
「いやあああああ、降ろさないでえええっっ!」
降ろしてほしいのか、降ろさないでほしいか、どっちですか。むしろ落とし、いや降ろされたら……頑丈な妖といえど、地面と接吻だけではすまないでしょう。
だって、上空から見てご飯粒の大きさの島影に、素晴らしい速度で向かっているのですから!
「#☆→∀*д々△〜っ!!」
ああ……おやおや、これは酷いですね。一反木綿にがっちりしっかりしがみついてますが、白目むいてしまいましたね。一反木綿は、乗客を落とさないように滑空していきます。やはりそこはプロですね!
一反木綿といえば、薄くもながーい白い布の妖ですね。空を自由に飛び回る、空に生きる妖です。
大空を飛び回るその様は、器物系妖の中では「空のアイドル」と大人気の種族だそうですよ。そのびらびらでチャーミング(器物系妖の奥様方談)な体つきに反して、寡黙で、真摯で業務に忠実な職務態度。そこがいいんですって。
――まあ、とにかく。
そんな大人気な一反木綿は、飛行便の業界では引く手数多。運んでほしい、運ばれたいという方はとても多く、予約は数百年先までとれないのだとか。生物だったら化石になっちゃいますね。
そんな引く手数多な一反木綿飛行便で、この度環藤を訪れるのは、魔神さまにお仕えする妖側の巫女さまです。
何代か代替わりする巫女さまですが、今代の巫女さまは鈴彦姫という妖です。
鈴彦姫は、頭のてっぺんに大きな鈴を飾った女性の妖で、種族的には器物系妖である付喪神ですね。付喪神は、物に命が宿り妖となったタイプの種族ですね。
ちなみに鈴彦姫は名前の通り、鈴です。しっかし、普通の鈴ではありません!
「ツイタ」
「……………」
陸地に降り立ち、乗客をおろした一反木綿は、気を失った乗客をつんつんつつきました。つんつんつつくと、がらんがらんと大きな音が鳴り響きました。
鈴彦姫は高いところや速い速度に耐えきれずに、気を失ったのでしょう――普段はヒトガタをとる器物系妖は、意識を失ったりすると、その本性を晒してしまう場合があります。鈴彦姫も、その例に漏れず本性を晒してしまっておりました。
鈴彦姫は、人の世の神社などで参拝する際に鳴らすあの大型の鈴が本性でありました。
――異界や他界である人の暮らす世の、大切にされた物、または長い年月を経た物、はたまた信仰心といった人の心がこめられてきた物には、命が宿りやすいのです。
命が宿った物は、こちらの世界にて付喪神として転生するのです。
神社にて、神さまにお願いをするときに鳴らす鈴は、きっと長い長い年月を経て、信仰心やら願い祈る気持ちが蓄積されていったのでしょうね。
だからこそ、こちらで「御告げ」をする巫女さまという立場になったのかもしれません。
――まあ、さておき。
「オダイ、オカネハラエ」
魔神さまにお仕えする立場にある巫女さまは、意識が戻るまで、お代金を求める一反木綿にひたすらつつかれ続けたのでした。
☆☆☆☆☆☆☆☆
――所変わりまして、ここは環藤の島にある環藤の国の長のお屋敷の来客用の間です。
環藤の国の長のお屋敷は、とても天井が高いつくりでした。畳から、屋根の剥き出しの太く大きな梁まで、ゆうに通常サイズの建物の三階分はあるのではないでしょうか。天井で頭をごっつん、ということはないようです。
そんな来客用の間は、広さも半端なく広大でした。ええと……六畳のお部屋が、ひぃ、ふぅ、みぃ……十室分はありそうですね。お掃除が大変そうですね! 垢嘗さん大活躍ですね。
そんな垢嘗さん大活躍なひろーいお部屋に、環藤の国の長と、巫女さまがふたりっきりでした。
かたや、巨大な恰幅の良い鬼。天井に、額の立派な三本の角がつっかえそうですね。ばりっ、ぐさっと天井を突き破りそうですね。どうやってお部屋に入るのでしょう?
かたや、通常サイズの妙齢の巫女さま。一般的なサイズの身長(人の世に暮らす人間と同じサイズが通常サイズと考えてください☆)であるはずなのに、まるで小人族や小鬼族のように見えますね!
「――で、魔神さまの御告げと」
……お、おっきな声ですね。びりびりと、梁や襖、畳が震えましたよ。空気がまだ振動しています。身体が大きいと、声も大きいですね。
「………………………はぃ」
おや、鈴彦姫はびびっているではありませんか。声が小さいですね!
「この」
びく、と鈴彦姫の肩が跳ねます。
「環藤の」
びくびくぅ! と鈴彦姫の姿が一瞬揺らぎました。本性に戻りかけたようです。どれだけ怖いんでしょう。
「………」
国の長が、開きかけていた口を閉じました。見下ろす鈴彦姫から視線を逸らし、襖を大きな指でそっと開けます。その巨躯からは想像できないくらいの優しい力加減でした。
「――寧々子」
襖ががらりと全開になりました。そこには、鈴彦姫と変わりないサイズの少女が正座をしておりました。
長い艶やかな黒髪と、切れ長の夜色の瞳を持った色白のヒトガタの妖でした。 表情の無い顔は、凛と引き締まった女武者のような美貌もあいまって、まるで等身大の人形のように見えました。
「――何か、ととさま」
少女は、青い肌をした堂々たる巨躯の長を見上げ、淡々と声を紡ぎました。背筋をぴんと伸ばした様は、凛乎たる態度でありました。
「寧々子」
「はい、ととさま」
長の視線と言葉で、寧々子は長のいいたいことを瞬時に汲み、静かに室内へ入り、鈴彦姫の近くへ移動しました。
その動作は流れるようで、とても凛々しく、鈴彦姫はしばし目を奪われてしまいました。カッコいい、というのが鈴彦姫の寧々子に対する第一印象でした。寧々子はカッコいい系の妖女子なのです。
「――環藤国が長、猛将の髪切り鬼が娘、毛倡妓の寧々子と申します」
淡々としているけれども、はきはきとよく通り、かつ聞く者に力強さを感じさせる声でした。
環藤の国の長は、定期的に変わります。順繰りに、島民へ長の業務がまわっていくシステムなのです。
今の環藤の国の長、つまるところ国の代表は、長になる前は国で“髪切り鬼”と二つ名を与えられるくらいの猛将でした。
「巫女どの」
空気をびりりと震えさせる大音声が巫女さまを呼びました。寧々子に視線が釘つけになっていた巫女さまは、はっと我にかえりました。
現実世界に帰還した巫女さまは(どこへ逝ってたんでしょうね?)、顔をあげ、意外につぶらな長の瞳の視線を真っ向から受けとりました。
室内に真面目な空気がぴーんと張りつめ始めました。
「貴殿は、我が娘が魔神さまの縁組みに選ばれたと仰った」
「はい」
長の言葉に、巫女さまは頷きながら、先日の神託か脳裏によみがえってきていました。
――先日、魔神さまにお仕えする巫女である鈴彦姫は、先日魔神さまよりひとつの神託を授かったのですが。
『あー、すずちゃーん? 俺っち俺っちー』
『わたしには俺っちという名の知り合いはおりません』
魔神さまのお声が“聞こえ”たとき、鈴彦姫は思わず耳を塞いで交信を途絶えさせかけました。だって、あまりにもお久しぶりすぎて、上司たる魔神さまのお声を忘れてしまっていたのです。
『え、すずちゃん何それ酷くね!? 俺っちいちおー神さまだよ、上司さまだよ?! 神さま(笑)じゃないよ?!』
交信を一方的に途絶えさせられかけた魔神さまは、必死にアピールしました。自分だよ、俺っちだよ、上司さまだよと訴えました。
『あー……』
鈴彦姫は、しばらくぽけらっとして――数分後にぽむっと両手で膝を叩きました。どうやら思い出したようです。
『アーサー・ブラッド・クリフ・ドン・エドワード・フランク・グレッグ・ハンク・イツァーク・ジェイ・ケイ・エル・エム・エヌ・オー・ペーター・キューピー・ロン・エス・ティー・……なんでしたっけ。アルファベットみたいなお名前でしたよね』
鈴彦姫は、かつてただの鈴だったとき、青い星の東の果ての島国にいたのです。島国では学業の神さまの神社にいましたので、よく受験生や小学生の子がアルファベットの歌を口ずさんでいたのです。
魔神さまは、そんなアルファベットみたいなお名前だったのです。
『誰もフルネーム思い出してっていってないよ?!』
『……何の御用ですか、アルファベット魔神さま。わたし今からお昼寝なんですが』
『アルファベットじゃないし! たったの五百年顔出さなかっただけじゃん、冷たくない?!』
『五百年も、ですよ俺っち魔神さま。睡眠不足はお肌の大敵ですから。可愛い娘ナンパするためにはお肌整えないと』
『どう突っ込めと!?』
『冗談です、引きこもり』
『ひどっ』
『それよりさっさとお告げください』
『……いいもんね、お告げしたら引きこもるもんね』
『引き込もったら、冥府に下られた先代たちが日参で泣いてわめいて止めますから』
『それはやだ!!』
――そのあと、久々の上司を手玉にとっ……ごほん、からかい……げふん、そのあと鈴彦姫は久々の神託を授かりました。
「巫女どの」
「はっ」
鈴彦姫は、またもやあちらへいってしまっていました。長の声にようやく帰還した模様です。
「……巫女どの?」
鈴彦姫は若干青ざめつつ、怒りオーラを纏い始めた長から視線を逸らせつつ、授かった神託を諳じ始めました。
鈴彦姫が、魔神さまより授かった神託の内容は、次の通りでした。
「“此度の縁組み、嫁となるものは環藤の長の娘。毛髪の技を持つ娘である”――魔神さまの示す“嫁”となられる方に、旅立ちを促すために、わたしは此度こちらへと参りました次第でございます」
鈴彦姫は、どきどきしてきました。心の臓ではなく、本体で本性でもある鈴が、緊張からしゃらしゃらと小刻みに鳴っています。ヒトガタであれば、心の臓がどくんどくんと脈打つところでしょうか。
「お嫁さまとなられるお方の、お婿さまのもとへの旅立ち。
――あまりにも突然、お嫁さまとなられる方にとっては青天の霹靂とは承知しておりますが、何とぞ運命を受け入れていただきたく……」
過去に、何度も何度も繰り返し行われてきた、魔神さまプレゼンツの政略結婚。今まですべてが良縁として、夫婦となった者たちは幸せになりました。
しかし、その幸せになるまでが……苦難等の連続であったのです。
鈴彦姫は、巫女として幾度もその場面に遭遇して参りました。だからこそ、今は不安なのです。
突然に嫁げといわれて、はいそうですか嫁ぎますと、すぐに素直に従えるわけがありません。今までの歴代のお嫁さま方は、皆そうだったのですから。
お嫁さまとなられる方が必ず通る道――「嫁げなんてそんな突然!?」と困惑する、“お嫁さま困っちゃうーなー、どーしよーおー”的難関です。第一難関です!
鈴彦姫の言葉に、長は鷹揚に頷き、いいました。
「ワシの娘は、三人おる。
天降女子の妻を母に持つ雨女のこさめ。
鬼髪の妻を母に持つ毛倡妓の寧々子。
鬼女の妻を母に持つ鬼ヶ嬢の亜角。
これらの中で毛髪の技を身に持つのは、次女の寧々子である――寧々子」
長である父に名を呼ばれ、寧々子は「はい」と綺麗な歯切れの良い返答をしました。
……なんていうことでしょう、長は三人も奥方がいるようです。意外にぷれいぼーいというヤツなんですね!
それにしても天降女子――とても美しく、天から白い風呂敷を背負って降りてくる、男を誘惑して命を奪う妖です、現れるときは必ず小雨が降ります――まで奥方にしたとは。すごーく面食いなんですね!
もちろん、他の奥方も美女揃いなのでしょう。
――それはさておき。
「環藤の島民の心得、其の三を述べよ」
環藤の島には、変わった決まり事――島民の心得が定められております。破れば、破った内容と理由により、罰があるんだとかないとか。
「はい、ととさま。
島民の心得其の三――伴侶を得る者は、伴侶とその背後をよく見るべし、聞くべし。また、縁を拒むことなかれ」
環藤の島民の心得は、生活に関することから始まり、生きていく上で大切なこと等が記された、島民ならば子守唄代わりに聞かされる家訓ならぬ島訓であります。
もちろん、婚儀についても多々、お決まり事といいますか、諸注意などが記されているそうですよ。
例えば、間違いなく夫が浮気をしたときは、伏せ字どころではすまないお仕置きをするそうです、あな恐ろしや!
「というわけだ、巫女どの。娘の寧々子はどこへでも嫁ぐ覚悟はできている――寧々子、心得其の五は」
環藤の民は、きたる縁組みを拒むな、と伝えられてているといいます。
それは、どんな縁でも拒否することなく受け入れろ、ということです。
妖には、たくさんの種族があります。それこそ数えだしたらきりがありません。
ヒトガタだったり、器物系だったり、獣型だったり、下手したら――水や炎の化身だったりします。
そして、種族の種類じたいは多くても、ひとつひとつの種族を構成する数は少ないのが現実なのです。同じ種族同士の縁組みなんてほぼ無いに等しいのです。
だからこそ、どんな縁でも拒むことなかれ、というわけですね。来る縁拒まずの精神を持つことが、妖ではリア充になる必須かつ重要事項であるのですね――誰も、おひとりさまになりたくありませんからね!
「はい、ととさま。
心得、其の五は――夫婦となるもの、一蓮托生、比翼連理を目指せ」
寧々子はすらすらと心得を述べ、無表情のまま父たる長を見上げ、互いに頷きあいました。ツーカーってヤツですね!
「巫女どの」
寧々子は鈴彦姫に向き合いました。
真摯な気持ちに溢れた真っ黒な瞳が、鈴彦姫を射抜きます。小さな桃色の唇が、言葉を紡ぐべく開かれました。鈴彦姫は、ごくんと唾を飲みました。
さあ、どんな言葉が紡がれるのでしょうか。鈴彦姫は再び、本体で本性でもある鈴がしゃらしゃらと小刻みに鳴るのを感じました。
「わたしは逃げも隠れもいたしますまい。旦那さまとなるお方のもとへ参ろうではありませんか」
にっこりと、頼もしい笑顔で寧々子は笑うのでありました。それはそれは、とても――漢らしい笑みでありました。
☆☆☆☆☆☆☆☆
「――ハイよ、お嬢ちゃん。ワテのナイス背中に乗りな」
きらりん、と歯を輝かせていい笑顔を浮かべるのは、きらんきらんにデコレーションされた陶器の馬、でした。
鈴彦姫いわく、彼――オスらしいです――は青い星の国々で活躍した、子供たちに大人気の“ゆうえんち”という場所のこれまた大人気な“あとらくしょん”の“めりーごーらうんど”の一部、だったそうです。 来る日も来る日も幼い子供、そしてリア充を乗せてくるくる回転する毎日だったそうです。大人気で、彼はとても充実していたそうですが、ある日のこと、老朽化による欠陥が見つかり、廃棄処分になりかけ……たところに付喪神となり、こちらへ転生したのだとか。
自由に動く身体を得た彼は、以来ずっとヒトガタの妖を乗せて、いろんな場所を駆けているそうです……もちろん、大空も大海原も。
ちなみに、海中ならび水中は、まだ経験していないのだとか。……そもそも、水の中は大丈夫なのでしょうかね、物理的に。痛んだり、沈みはしないのでしょうか。
――まあとにかく。
「道中、よろしくお願いいたします」
白無垢を身にまとった寧々子が、深々と頭を下げます。
……白無垢は、まだはやすぎやしませんか。
「カケル、振り落とさないように。決して空中大回転捻り三回転なんて飛行しないで。飛行ショーではないから」
同郷ということだそうで、鈴彦姫はまるで姉のように、口を酸っぱくして何度も馬に言い含んでいました。馬はカケルという名のようです。
「すずちゃん、さすがにこのワテもそんなことしないさ」
きらりん、と歯を輝かせてカケルは宣言しました。ふるり、と首を降り鬣をふぁさ、と靡かせます。
「……あんたはは○わ君か。
以前、わたしは落とされましたからね。念には念をです――落とすんじゃねぇよ?」
最後の一言は、カケルの耳元で囁かれました。実にドスの良く効いた一言でありました。
「……わかってるさ。
さあ、お嬢ちゃん!」
島民に別れの挨拶をしていた寧々子が、カケルの背に危なげなく騎乗しました。
――こうして、お嫁さまは出立したのです。
おともは、幼い頃より彼女に仕える妖のみでありました。
ご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回出てきた妖怪は、
☆毛倡妓【けじょうろう】……倡妓とは遊女のことをいいます。毛むくじゃらの、全身に毛がある女性の妖怪ですね。歌川豊国の「大昔化物双子」では意外な一面が。
☆髪切り【かみきり】……読んで字のごとく、ですね。作中では髪切り“鬼”と、お名前を拝借しました。髪切りさんは、江戸時代に、実際に髪切り事件が多発したときに、登場したそうです。おきつねさんや髪切り虫の仕業とされましたが、人間の犯人が捕まった事例があるそうで。
☆天降女子【アモロウナグ】……妖怪というより天女さまです。しかしなぜか日本妖怪一覧に載ってしまってました。奄美大島に伝わる、羽衣伝説もある天女さまです。作中の説明のお話も実際に伝わるお話だそうですよ。羽衣ではなく、本当に風呂敷だそうで。
☆鈴彦姫【すずひこひめ】……付喪神ですね。神霊をおろす鈴の付喪神です。そこから巫女、との連想が働きました。
他にも、鬼娘に鬼髪、雨女に一反木綿、垢嘗。
あ、鬼ヶ嬢と付喪神のカケルくんは創作ですよ!
次回もいっぱい妖怪を出す予定です!