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第8話 「やっぱ妹って必要だよね?」

悠菜と別れた僕、十夜春希じゅうやはるきはそれから数分、学生路を歩き僕の家に着く。


僕の家はアパートやマンションではなくごく普通の一軒家だ。築3年とまだ新しく2階建てだ。


僕は別にこれより大きい家に住みたいとか、マンションに住みたいとは思ってない。丁度いい大きさだし昔からマンションより一軒家に住みたかったからだ。


ドアを開け「ただいま」と誰もいないのに(正午に帰ってきたから)言っておく。


――――すると


ドタドタドタ


と足音が聞こえる。しかも段々と足音が大きくなっている。


……え?まだ正午だぞ!?帰って来てないハズなのに!?


「お兄ちゃ~~ん!」


「げっ!秋希あき!」


よりによって秋希が来るなんて……僕はこっちに抱きついてくると予想しサッと避ける。


案の定、秋希はこっちに飛んできてそのままドアに激突。


うわぁ……痛そうだな……しかしこれはやむを得ないのだ。


秋希はそのまま地面に倒れこむ。


僕は近寄る。


「……大丈夫か?秋希?」


秋希は鼻をおさえながらゆっくりと立ち上がる。ってか鼻血が出てるぞ!


「秋希、鼻血が出てるって!」


「えっ……?」


秋希は鼻をおさえていた手を放し見る。手には血がついていた。


僕はズボンのポケットに手を突っ込みハンカチを取り出し、秋希に差し出す。


「ほら、これで拭いて」


「あ……ありがとうね」


ハンカチを鼻にあてる。


「……って、何で秋希が家にいるの!?」


僕は疑問のなったことを思い出し秋希に問いかける。


「?」


秋希は僕の質問に首を傾げる。


「学校だろ?」


すると秋希は笑い出す。


……えっ!?


「お兄ちゃん、今日は中学校も小学校も始業式で半日なんだよ」


「そ……そうだったの?」


知らんかった……ってかなんで秋希が中学校の情報を知ってるんだろうか……?


「お兄ちゃん」


「ん?」


「このハンカチ貰っていい?」


「……できれば返して欲しいな」


これが僕の妹、小学校6年生の十夜秋希だ。


みなさん、読んでいただきありがとうございます。

やっぱ妹っていいですね。

欲しいです。

家には弟はいるだけで妹がいないので誰か弟と交換して頂けないでしょうか?(もちろん嘘ですよ)

感想&アドバイス等がありましたらぜひ

では次話で

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